82: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:54:02.66 ID:uFnZQdOAo
>>81訂正
「それででいいのか──ってことだよ」
↓
「それでいいのか──ってことだよ」
83: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 00:56:34.37 ID:uFnZQdOAo
「「…………」」
──よくないに決まってる、けど。
ネガティブな反論を押し殺して、菜々は蓮実の顔をちらと覗いた。
84: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:04:35.68 ID:uFnZQdOAo
「これはお前たちにとっての、『復活』の始まりだぜ」
「『復活』……」
以前、彼に名刺を差し出されたときも『復活』という言葉を聞いたような気がする。
85: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:12:04.68 ID:uFnZQdOAo
「菜々さん、優勝、できたらいいですね」
「……蓮実ちゃん、意外と肝が据わってるんですね」
「小心者で本番に弱いタイプよりは、長富くらい大らかでドンと構えててくれたほうがよっぽど助かるね」
86: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:15:00.59 ID:uFnZQdOAo
*
その日、IU2017のエントリー会場は都内の比較的小規模なホールで行われ、菜々の予想よりは少し控えめな人数がそこには集まっていた。
とはいえこの会場は関東圏内に居を構える芸能事務所からのみやってくるようだったので、
87: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:15:57.65 ID:uFnZQdOAo
「では、あなた自身の是非今後の意気込みをどうぞ!」
「わっ……」
88: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:16:59.23 ID:uFnZQdOAo
「…………うぅ、今のは、ちょっと失敗だったかも……?」
「いえ、ナナさんらしくてとっても良かったと思います」
「……ありがとうございます、蓮実ちゃん……」
89: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:19:22.74 ID:uFnZQdOAo
*
数日後、IU2017開催決定の報せと共にエントリー会場での様子がインターネット上で放映された。
90: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/04/29(月) 01:20:44.67 ID:uFnZQdOAo
ここまで
91:名無しNIPPER[sage]
2019/07/01(月) 08:01:02.92 ID:O7+RsEGBo
続きまだ
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