【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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686: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:16:38.31 ID:HiwPP3jx0
心配の声をあげる典子に沙織は曖昧な表情を浮かべ、


沙織「とりあえず今は大丈夫だけど……とにかくアヒルさんチームは早く戻ってきて」

以下略 AAS



687: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:17:15.70 ID:HiwPP3jx0
優季の歯切れの悪い様子にみほが問いかける。

それに返事は返ってこなかった。

聞こえなかったのかと思いみほがもう一度問いかけようとした時、震えるような声が無線から聞こえてきた。
以下略 AAS



688: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:18:18.53 ID:HiwPP3jx0
優季とあやのやり取りを聞いた沙織は、小さく「うわほんとだ」と呟く。

無線が全車両に繋がってると言う事は、先ほどからの梓の激昂も伝わっているという事で、

他の車両からの通信が無いのは恐らく彼女たちは唖然としているからであって、
以下略 AAS



689: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:18:56.32 ID:HiwPP3jx0
みほ「……なのさ、どいつもこいつも」

華「みほさん?」


以下略 AAS



690: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:19:24.12 ID:HiwPP3jx0
みほ「何が見捨てて欲しかっただよ何が裏切った癖にだよ何がそれが勝利のためだっただよっ!?」


突然の隊長の狂乱に驚いたのは梓だけではない。

以下略 AAS



691: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:19:51.09 ID:HiwPP3jx0

思えば最初からダメだったのだ。

どの時点で廃校が決まっていたかは知らないしいつ戦車道でそれを阻止しようと決めたかも知らないが、あんな強引な勧誘するよりもまともな戦車の一両、

以下略 AAS



692: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:20:21.10 ID:HiwPP3jx0
そう、騙してた。

人一人の人生をそっくり奪って、騙って、それに憧れた人を裏切ったのだ。

そんな冷血で残酷で、最低な人間が。騙した人間に同情なんてするわけない。
以下略 AAS



693: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:21:06.95 ID:HiwPP3jx0
みほ「私だってっ!?一年近いブランクがあって、感覚だって今でも取り戻せただなんて言えなくて!!怖いんだよっ!!自信なんてないよ!?勝てるなんて言えないよっ!!?」


あの事故以来大洗に転校するまでずっとみほは引きこもりのような生活を送り、運動はもちろんまともに食事すら摂らないような生活が数か月に渡った。

以下略 AAS



694: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:21:46.14 ID:HiwPP3jx0
脳裏をよぎるのはあの瞬間。

繋いだ手をいともたやすく振りほどかれた時。

記憶に焼き付いた、彼女の笑顔。
以下略 AAS



695: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:22:19.35 ID:HiwPP3jx0
無様を晒し、沢山の人を裏切り、それでも生きている。

それらは全て、彼女が最期に望んだからで。

だけど、『西住みほ』である事に耐えられなくて、
以下略 AAS



696: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/09/19(土) 02:22:56.46 ID:HiwPP3jx0
大洗の皆のために勝ちたい。

救えない自分を救おうと手を伸ばしてくれた。

その手を取る事は出来なかったけど、それでも嬉しかった。
以下略 AAS



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