男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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400:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:33:32.70 ID:htj7Q5Kz0

整った土俵に一歩ずつ前へ出る刃踏は一瞬だけ横顔を見せまた前へと歩き出した。
そのときの横目は紺之介らには後方の誰かを見ていたようにも全員を見ていたようにも見てとれた。

奴「おか……?」
以下略 AAS



401:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:34:31.73 ID:htj7Q5Kz0
前方から児子炉も草音を立てながら内へ歩み寄る。

児子炉「フゥミィ……」

刃踏「炉ちゃん……」
以下略 AAS



402:名無しNIPPER
2019/10/01(火) 17:35:11.73 ID:htj7Q5Kz0
児子炉「……」

刃踏「炉ちゃん……私、考えたんですけど……やっぱり将軍様に生かされた私たちが互いにその身を砕き合うなんて間違っていると思います」

刃踏「そこにいる紺之介さんから今までの話もうかがってきたのですが、炉ちゃんを止めるために愛栗子ちゃんを振るうなんて、いくら偉い人でも酷いと思いました! それでいて『将軍様の意思を守ろうとしている』だなんて……とても信じられません!」
以下略 AAS



403:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:35:59.70 ID:htj7Q5Kz0
刃踏は一息吸うと胸元で包んだ拳を開きながら前へ差し出した。

刃踏「私たちと生きてください! 将軍様の愛を、そして将軍様への愛を共に守りましょう。共に応えてくださるなら、この手を……」

紺之介「っ……」
以下略 AAS



404:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:36:46.26 ID:htj7Q5Kz0
児子炉「将、軍さまの、愛を……」

そして中央の緊張感は次第にほつれていく。
児子炉は右手を熊人形から離すとおもむろに前へと持って行き始めたのだ。

以下略 AAS



405:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:37:26.06 ID:htj7Q5Kz0

刃踏「私はあなたのことも、大好ぎ、でッ…………え?」


だが彼女が見た幸福は幻想だった。
以下略 AAS



406:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:37:53.45 ID:htj7Q5Kz0
刃踏「ぁ゛……」

児子炉の肩越しに落ちた赤い血だまりを虚しく涙が追いかける。
彼女は思わず短いため息をもらした。

以下略 AAS



407:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:38:20.94 ID:htj7Q5Kz0
紺之介「なっ……」

源氏「ハハッ」

乱怒攻流「そんな……やだ……ウソでしょ……?」
以下略 AAS



408:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:39:32.82 ID:htj7Q5Kz0

やがて沈黙は幼子の劈く悲鳴で断ち切られる。

奴「お、か……おか……おかぁぁ……あ、ぁ、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」

以下略 AAS



409:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:40:10.95 ID:htj7Q5Kz0
乱怒攻流「紺之介!! 納刀!!!」

機転を利かせた乱怒攻流の叫びに紺之介慌てて対応する。奴の鞘を握りてその声を山林にて響かせようとした。

紺之介「納と……
以下略 AAS



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