33:名無しNIPPER[saga]
2019/03/07(木) 06:23:58.62 ID:ThCWRdKl0
紺之介「? これはなんだ」
34:名無しNIPPER
2019/03/07(木) 06:24:47.77 ID:ThCWRdKl0
続く
35:名無しNIPPER[sage]
2019/03/07(木) 17:32:04.97 ID:WInpL4e5o
いいぞもっとやれ
36:名無しNIPPER[sage]
2019/03/09(土) 13:50:13.61 ID:RxprZZ56o
クソみたいな設定からしっかりしたストーリーの練り込みと丁寧なキャラ立てするのやめろww
37: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2019/03/10(日) 22:30:16.02 ID:xzpENjoO0
幼刀 乱怒攻流 -らんどせる-
38:名無しNIPPER
2019/03/10(日) 22:31:31.22 ID:xzpENjoO0
露離魂町から十里ほど離れた街、『夜如月-ようじょづき-』ここにて乱怒攻流の詳細な在り方を探るため紺之介ならび愛栗子は情報を集めていた。
39:名無しNIPPER
2019/03/10(日) 22:32:33.00 ID:xzpENjoO0
愛栗子「ふむふむ、ここのきな粉わらび餅はなかなかのものじゃな〜」
茶屋の娘「まことにございますか! あなたのような綺麗なお方に褒めていただき光栄でございます! ご無礼ながらお聞きしたいのですが、もしやあなたはどこかの姫君で……?」
茶屋の娘の絶賛にて愛栗子は得意げに懐の扇子を広げて見せた。
40:名無しNIPPER
2019/03/10(日) 22:34:57.22 ID:xzpENjoO0
紺之介「お前の名は面倒ごとの種になる。まくな」
控え書き通りここに幼刀の噂があるならばそもそも幼刀の存在自体がこの街の民にとっては周知の宝刀。愛栗子がここにあると知られればその噂もまた瞬く間に広がり正確な情報源の妨げとなりかねぬ。客観的にて紺之介の判断正しけれど愛栗子は不満げに頬を膨らませた。
愛栗子「それくらい分かっておるわ。じゃからわらわにふさわしき姫名を新たに見繕うと思うておったのじゃ」
41:名無しNIPPER
2019/03/10(日) 22:38:18.69 ID:xzpENjoO0
紺之介「すまん。ここには幼刀の噂を聞きつけて遥々都からやってきたのだ。何か知っていることがあれば教えてはくれんか」
茶屋の娘「幼刀……ですか。風の噂で耳にしたことはあったんですけど私はあまり刀には関心がなくて……」
紺之介(ここは外れか)
42:名無しNIPPER
2019/03/10(日) 22:39:33.27 ID:xzpENjoO0
愛栗子「ご馳走になった! ここはよい店じゃ。また来るからの」
二人分の金額を置いて茶屋を後にしようとしたところで娘は二人を呼び止めた。
茶屋の娘「あ……! 待ってください!」
43:名無しNIPPER
2019/03/10(日) 22:41:02.09 ID:xzpENjoO0
茶屋での休憩のち娘の情報を頼りに二人は例の刀趣味の者の住居を目指し歩き始めた。
夜如月も中枢部ではないにしろ都を取り巻く街の一つ。商いは都に負けず劣らずの盛んさを見せ、昼間は民で賑わっている。
それが起因して紺之介は肩をすぼめていた。そう。またも視線の雨霰……幼刀愛栗子は刀からも只ならぬ異彩を放つが、刀に盲目的酔いを見せる紺之介ですらもうはや感づいてきている。
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