40:名無しNIPPER
2019/03/10(日) 22:34:57.22 ID:xzpENjoO0
紺之介「お前の名は面倒ごとの種になる。まくな」
控え書き通りここに幼刀の噂があるならばそもそも幼刀の存在自体がこの街の民にとっては周知の宝刀。愛栗子がここにあると知られればその噂もまた瞬く間に広がり正確な情報源の妨げとなりかねぬ。客観的にて紺之介の判断正しけれど愛栗子は不満げに頬を膨らませた。
愛栗子「それくらい分かっておるわ。じゃからわらわにふさわしき姫名を新たに見繕うと思うておったのじゃ」
紺之介「なんなんだそれは……」
呆れながら茶をひとすすりした紺之介はひとまずじゃじゃ馬娘との徒労話を切り上げて少し残念そうな様子を見せる茶屋の娘に質問を振った。
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