15:名無しNIPPER[saga]
2019/02/24(日) 12:29:59.79 ID:0mFfN2IW0
「いえいえ。私としてはPさんと今後とも、良好な間柄でいたいだけですよ」
「金銭取引での間柄は、良好な信頼関係と言えるんですかね」
16:名無しNIPPER[saga]
2019/02/24(日) 12:30:45.91 ID:0mFfN2IW0
「いらないって、そんなぁ……。Pさんは、私からの好意を無碍にする人なんですね。酷いです」
「人に買わせようとして押し付ける事を、好意とは到底思えませんが」
17:名無しNIPPER[saga]
2019/02/24(日) 12:31:12.97 ID:0mFfN2IW0
「……もう一度言いますが、いりません。自分以外の人にでも売りつけてください」
そう言って再び断ると、Pは栄養ドリンクを二本ともちひろの机にへと戻す。
18:名無しNIPPER[saga]
2019/02/24(日) 12:33:22.08 ID:0mFfN2IW0
とりあえず、書き溜めたところまで
またストックが溜まりましたら投下していきます
ちなみに、言い忘れてましたが今回が初投稿です(迫真)
19:名無しNIPPER[sage]
2019/02/24(日) 14:24:33.88 ID:hYnisnYXo
人違いワロス
でも初投稿とは思えない雰囲気出てるぞ
20:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:32:30.40 ID:gvuc/soJ0
数日後の夕暮れ時。ちひろは事務所で一人、目の前に積みあがる書類の山を片付けていた。
21:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:33:01.17 ID:gvuc/soJ0
「それにしても……どうすればPさんは商品を買ってくれるのかしら」
仕事の途中、ちひろは先日の事を思い出し、そう愚痴を口にする。
22:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:33:27.69 ID:gvuc/soJ0
しかし、以前にPから話を聞いた時には、没頭している趣味もそんなに無いと言っていた。
それに付き合っている彼女もいないと言う。そう考えると、ますますPのお金の使い道がちひろには分からなくなった。
23:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:34:04.39 ID:gvuc/soJ0
「あ、あの……お疲れ、様です……」
そこに現れたのはPでも他のプロデューサーでも無く、Pの担当するアイドル、智絵里であった。
24:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:34:32.78 ID:gvuc/soJ0
「は、はい。そう、なんですけど……その……」
伏し目がちになりつつも、智絵里はちひろにそう答える。しかし、何かを探している姿勢はそのままであった。
25:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:35:05.02 ID:gvuc/soJ0
それを聞いたちひろはようやく合点がいった。
智絵里が探しているのが、彼女を担当するプロデューサーであるPだという事に。
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