【艦これSS】不器用を、あなたに。
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607: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:08:27.86 ID:YtYgWYHzO
時雨「そう言ってもらえると安心するよ」

苦そうな笑みで彼女は山城のフォローを受け取る。

山城はもどかしくて仕方がなかった。
以下略 AAS



608: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:09:53.72 ID:YtYgWYHzO
時雨「山城は...優しいよね」

山城「...別に普通よ」

山城は目の前の少女の瞳から、霞んだ光を感じ取った。
以下略 AAS



609: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:11:19.46 ID:YtYgWYHzO
時雨「でも金剛さんだって言ってたよ、ほんとに山城は洞察力がすごいって。」

彼女はちゃっかり、山城と同室だった経験を唯一持つ艦娘から色々と話を聞いているようだ。

金剛の事だから、多少オーバー気味な山城像を時雨に吹き込んでいるに違いない。
以下略 AAS



610: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:12:19.78 ID:YtYgWYHzO
山城「...ええ、そんなになのよ。アンタってすぐに独りで抱え込みそうだからね」

時雨「そんなことは...」

山城「とにかく、甘えられるところでは駆逐艦らしく甘えときなさい。アンタだって所詮はガキなんだから。」
以下略 AAS



611: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:14:04.10 ID:YtYgWYHzO
山城「あのね...何回か言ってきたけど、時雨は艦時代だとかの今までの事にばっか目を向けすぎなのよ」

山城「それも大事かもしれないけど、それ以上に前を向くべきだわ」

時雨「前を向く...か...」
以下略 AAS



612: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:15:56.56 ID:YtYgWYHzO
山城「今のところ進捗が芳しくないってだけで、時雨も行き着くゴールは皆と同じなのだから...そんなに不安にならなくていいのよ」

時雨「そうなのかな...」

山城「だってそうでしょ、今は未熟でも...半年くらい経てばきっとそれなりの戦力にはなってるはずだと思えないかしら?」
以下略 AAS



613: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:17:21.29 ID:YtYgWYHzO
時雨「うん...」

山城「ほら、だから前を見なさい。楽しい事を考えるのよ」

山城「私はそういうキャラじゃないけど...アンタにはそっちの方が似合うわ」
以下略 AAS



614: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:19:40.63 ID:YtYgWYHzO
時雨「...うん。そうだよね...!」

少しの間の後、ついには時雨も早足で歩きだし山城の隣に再び並んだのだった。

時雨「不安はあるけど...きっと桜が満開になる頃には山城を助けれるくらいになっていてみせるよ!」
以下略 AAS



615: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:22:41.86 ID:YtYgWYHzO
こうやって少しでも彼女に寄り添っていければ、と改めて思った。

山城「ふふっ...楽しい未来を考えれば、一見終わりの無さそうな苦境だって克服できそうに思えるでしょ?」

山城「それで実際に克服出来たら、つまらない事で悩んでたんだ、って思えるようにもなるわ」
以下略 AAS



616: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:24:11.72 ID:YtYgWYHzO
宣言通りの日時に続きを投下できないのは仕様なので許してください

信用されなさそうですがエタる事はしないので気長に待って頂ければと思います


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