206: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:16:36.16 ID:WzqKT6fXO
そんな暁型の行動に並行して、凍りつく空気を融解させるべく、扶桑が口を開く。
扶桑「もっと殴ってもいいのだけど、悔しいことに私達より遥かに強くて貴重な戦力であることは間違いないもの...」
大きなトラブルにしたくないという彼女の基本姿勢も、山城の戦力としての存在自体は有益と判断するからこそなのだろう。
207: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:17:41.18 ID:WzqKT6fXO
時雨「たしかに扶桑の言う通りだね」
まだそう遠くない位置にいた時雨が山城の近くに再び戻っていた。
時雨「でもみんなが限界まで強くなってお前が用済みになったら、その時はこの鎮守府から消えることになるだろうね」
208: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:18:33.08 ID:WzqKT6fXO
209: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:19:29.68 ID:WzqKT6fXO
電「山城さん...!大丈夫...なのですか?」
群衆から駆け寄って来た電に目をやると、面倒そうにこう答える。
山城「別にどうってことないわよ...」
210: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:20:26.26 ID:WzqKT6fXO
それを見届けると、電は厨房カウンターの所へ向かった。
途中で席を確保した姉妹艦の卓を見つけ寄り道してこれからする事を説明しようとした。
だが彼女達は電の言動をある程度理解しているためその必要は無く、「待ってるから」とだけ言われた。
211: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:22:53.13 ID:WzqKT6fXO
深雪「電、またなのか?」
話しかけてきたのは、この鎮守府ではかなり古くからいる吹雪型駆逐艦だった。
電「深雪ちゃん...」
212: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:24:16.37 ID:WzqKT6fXO
深雪「...まぁ優しすぎる電も好きなんだけどな〜!」
少し気まずくなったのか深雪が電に抱きついて髪をわしゃわしゃする。
電「はわわ!深雪ちゃん、やめるのです〜!」
213: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:25:31.10 ID:WzqKT6fXO
だが気まずい空気がすぐ消え去ってくれることはありがたかった。
それどころか、深雪の提案は電にとっても純粋に嬉しい限りなのである。
電「電も最近被らなくてそんなこと思ってたのです!どこか行きたいのです!」
214: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/02/25(月) 12:28:29.22 ID:WzqKT6fXO
今回はここまでです
古鷹さんも登場させるので、書き始めの漠然とした予定では今日辺りに作中で2人を祝えたら...って思ってたんですが遅筆すぎて時間が進まなくて無理でした。
せめて古鷹出てくるシーンを今夜・・・
215:名無しNIPPER[sage]
2019/02/25(月) 12:31:33.70 ID:1yvlsddRo
おつおつ
自分のペースでいいのよ
216:名無しNIPPER[sage]
2019/02/25(月) 16:37:50.08 ID:6+Xjd3bhO
乙
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