魔王「停戦協定を結びに来た」受付「番号札をとってお待ちください」
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24
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名無しNIPPER
[sage]
2018/12/31(月) 22:40:54.49 ID:1DiRCVVzo
おつおつ
期待
25
:
名無しNIPPER
2019/01/01(火) 11:41:20.12 ID:4cEhyniIO
おつ
26
:
名無しNIPPER
[sage]
2019/01/01(火) 19:51:01.78 ID:VOMTaaAao
こういうの好き
乙
27
:
名無しNIPPER
[sage]
2019/01/04(金) 01:27:11.08 ID:MmUC4cqDO
乙だけど
剣士、探検家、魔術師、僧侶と勇者じゃ5人だけど…
剣士がイコール勇者って事?
28
:
◆yufVJNsZ3s
[saga]
2019/01/06(日) 22:09:40.93 ID:wCydXtek0
* * *
心臓がばくばくと鳴っている。唇が引き攣る感覚に苛立ちながらも、あたしは手を軽く上げて応えた。
平静を装うことがこんなに難しいことだって思う日が来るなんて!
以下略
AAS
29
:
◆yufVJNsZ3s
[saga]
2019/01/06(日) 22:19:26.11 ID:wCydXtek0
そもそもアトレイは生粋の魔王ではなく、その出自故に、恐らく人間族には面が割れていないという確信があたしにはあった。寧ろ、傭兵なんて賎業に身を窶すあたしのほうが、いくらか知られているかもしれないくらいには。
だからあたしが気づかれていない以上、アトレイも気づかれない。証明終了。
「……」
以下略
AAS
30
:
◆yufVJNsZ3s
[saga]
2019/01/06(日) 22:23:42.46 ID:wCydXtek0
「呼ばれるから、そのときにまた受付の方へ来てほしい、だとさ」
「なるほど。どれくらいかかりますかね」
以下略
AAS
31
:
◆yufVJNsZ3s
[saga]
2019/01/06(日) 22:26:24.42 ID:wCydXtek0
「さっきの串焼きのお店がこの先にありまして、ずうぅぅうっと露店やら屋台やらが出ていたんですよ! 市場とは違ってて、なんていうんでしょ、あれ」
「いや、俺も知らんが、そう言う文化なんだろう。たぶん」
以下略
AAS
32
:
◆yufVJNsZ3s
[saga]
2019/01/06(日) 22:36:22.42 ID:wCydXtek0
左手に錫杖。僧侶の全身の半分くらいの長さはあるだろうか。先端に三つの輪のついた金属製で、不規則に走査する紫の光から、それが鉱瘴を使って打たれたものだとわかる。恐らく魔術式が刻まれているはずだ。
右手は空いているけど、中指の指輪と、滑らかな生地の篭手が気になった。あれにも魔術式が刻まれていると想定すれば、握手さえあたしは拒むだろう。
すぐに装備を把握しようとするのは、完全に傭兵としての職業病だった。強い存在がいい傭兵になれるのではない。危機管理能力が高い存在こそが、一流足りえる。
以下略
AAS
33
:
◆yufVJNsZ3s
[saga]
2019/01/06(日) 22:44:21.74 ID:wCydXtek0
「……」
ぽかんとしているあたしたちに、その僧侶はまたも薄く笑って見せた。だけど今回は自身に対して笑っているようで、反応に困る。
以下略
AAS
34
:
◆yufVJNsZ3s
[saga]
2019/01/06(日) 22:50:53.08 ID:wCydXtek0
トリプルスピンは左手に錫杖を持っています。怪しいのは右手です。あたしが左手を出したからには、向こうも左手で応じなければいけないのは道理。
あたしたちはそうしてしっかりと握手をしました。左手。そこからは魔力の波動も脈動も感じません。錫杖の残滓が微かに残っているくらい。
「……」
以下略
AAS
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