長富蓮実「ザ・ラストガール」
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12:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:18:39.76 ID:wXX+fiS7o
 
──────

一緒に地下の劇場から街へ出て、お話をしながらお母さんを探しました。
アイドルのお姉さんはすごく可愛らしくて優しくて、私の話を楽しそうに聞いてくれます。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:20:03.52 ID:wXX+fiS7o
 
「そうだ。はすみちゃんの好きなアイドルは誰ですか?」

今度はお姉さんが質問してきます。

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:22:06.49 ID:wXX+fiS7o
 
「子供のころからずっと、昔のアイドルが好きだったんですか?」
「はい、お母さんが大好きで、私もずっと聴いてて……」
「歌ったり?」
「は、はい!」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:23:55.60 ID:wXX+fiS7o
 
──────

ようやく交番に着くと、お姉さんがおまわりさんに事情を説明してくれました。
どうやら母はこことは違う別の交番に相談に行っていたようで、無事見つかったと、おまわりさんが連絡を入れてくれました。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:25:06.73 ID:wXX+fiS7o
 
30分後、母が交番にやって来ました。
怒ったような、悲しんだような、喜んでいたような、安心したような、そんな表情。あまり覚えていませんが、とにかく心配をかけてしまったことを謝罪しました。
おまわりさんにもご挨拶をし、交番を出て駅へ向かう途中、母が尋ねました。

以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:26:00.01 ID:wXX+fiS7o
 


  「おかあさん。わたし、あいどるになりたい!」

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:27:29.16 ID:wXX+fiS7o
 
――――――

憧れはいつしか夢に、夢はいつしか決心に変わっていきます。
ですがそれは、憧れを憧れでなくすため、その夢と真剣に向き合うということ。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:29:25.67 ID:wXX+fiS7o
 
――――――

新学期が始まって間もなく、桜の花びらも散りきらないようなある日の放課後、忘れ物を取りに教室にもどった私は、引き戸に手をかけたそのとき、
中に人の気配が残っていることに気がつきました。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:30:58.31 ID:wXX+fiS7o
 
「……知ってるんですか?」

先生は驚いた表情でこちらをゆっくりと振り返り、尋ねてきます。

以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 23:32:23.93 ID:wXX+fiS7o
 
学校で同じ趣味を持っている仲間がいたのがとっても嬉しくて、部活動にも入っていなかった私は放課後、
先生と一緒に教室でアイドルソングを聴いては語り合う日をしょっちゅう過ごしました。

「見てください、これ。レコードよりもバックバンドがかなりアップテンポです」
以下略 AAS



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