6: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:30:40.83 ID:TX6juVmuo
紅莉栖「は?」
まゆり「…………」コクリ
7: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:32:13.64 ID:TX6juVmuo
紅莉栖「そう決めつけるのは早計よ!」
紅莉栖の言う通りだ。俺だって否定したい!
8: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:33:04.45 ID:TX6juVmuo
まゆり「怖くて……次はどんな風に殺されるんだろうって思うと、眠れなくて……」プルプル
紅莉栖「教えてくれてありがとう、まゆり」ダキッ
9: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:35:17.91 ID:TX6juVmuo
まゆり「スー……スー……」
紅莉栖「一瞬で眠りについた。よっぽど寝れてなかったのね」
10: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:36:15.25 ID:TX6juVmuo
紅莉栖「岡部のR世界線のケースと同一視するのは危険よ。そもそも、まゆりには完全なリーディングシュタイナーがあるわけじゃない」
紅莉栖「実際、死の体験以外の記憶は思い出してない。それに、まゆりの意識は世界線漂流を経験していない。そういう意味で、岡部のそれとは別次元の症状と言える」
11: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:37:27.59 ID:TX6juVmuo
萌郁「こんに、ちは……」
階下のブラウン管工房のバイト、桐生萌郁。彼女がここにフラッと訪ねてくるのはそこまで珍しいことではない。一瞬まゆりのことを起こさないよう頼もうかと思ったが、元々もの静かなやつなのでその考えは刹那で捨てた。
12: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:38:30.86 ID:TX6juVmuo
岡部「まゆりッ!?」
紅莉栖「まゆり!?」
13: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:39:27.12 ID:TX6juVmuo
萌郁「あの、岡部く――」
岡部「すまない、萌郁。事情は後で話す。今は帰ってくれ」
14: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:40:43.09 ID:TX6juVmuo
夕方 未来ガジェット研究所
15: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:41:48.42 ID:TX6juVmuo
岡部「親御さんに連絡をして、心療内科や精神科の受診を薦めるべきだ」
紅莉栖「そうね、とりあえずは。だけど、根本的な解決にはならない」
16: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:44:32.24 ID:TX6juVmuo
紅莉栖「まゆりは、全く脳内に入っていなかった別の世界線の記憶を夢という形で"思い出している"だけの状態よ」
なるほど……。確かに、そうだろうな。別の世界から急にやってきた、知りもしない新しい情報が夢へと形を変えてまゆりを苦しめているのだ。
149Res/156.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20