まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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9: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:35:17.91 ID:TX6juVmuo

まゆり「スー……スー……」

紅莉栖「一瞬で眠りについた。よっぽど寝れてなかったのね」

岡部「断言しよう。まゆりの夢は間違いなくα世界線で起こった出来事だ」

紅莉栖「……それを前提に仮説を組み立てていいのね?」

岡部「ああ。まゆりの夢の話は、俺の記憶と恐ろしいまでに合致している」


 さらに言えば、まゆりの怯えた表情や声色も、α世界線でのソレと寸分違わない。もう二度とまゆりにそんな顔をさせるつもりはなかったのだが……。


岡部「それだけじゃない。α世界線のまゆりも、今のまゆりと同じように自らの死の体験を夢という形で思い出していた」


 あれは最後のα世界線。俺がまゆりを探しに雑司ヶ谷へ行き、おばあちゃんのお墓の前で独り言をつぶやくまゆりを見つけた時のことだった。


紅莉栖「えっ? それって、今みたいに?」

岡部「いや、これほどまでではなかった。怖い夢を見るとは言っていたが、恐怖で夜も眠れなくなるほどではなかったはずだ」

紅莉栖「それに対し、今回は強烈な恐怖体験を伴ったリアルな夢になっている、と」

岡部「クソッ! 俺の次は、まゆりなのか……っ!」


 まだ世界線は俺たちを苦しめようと言うのか……!



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