まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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16: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:44:32.24 ID:TX6juVmuo

紅莉栖「まゆりは、全く脳内に入っていなかった別の世界線の記憶を夢という形で"思い出している"だけの状態よ」


 なるほど……。確かに、そうだろうな。別の世界から急にやってきた、知りもしない新しい情報が夢へと形を変えてまゆりを苦しめているのだ。


紅莉栖「仮にそういう状態だとしたら、そんなの、現代の医学では原因さえ理解されない。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬等で誤魔化していくしかないでしょうね」

岡部「だが! 現にまゆりは苦しんでいる!」

岡部「今日一日ならともかく、今日のような日が一週間も一か月も続いてみろ!」

紅莉栖「その場合、精神崩壊。最悪、衰弱死もありうる」

岡部「なっ……!?」

紅莉栖「あ、あくまで可能性だから! 必ずそうなるわけじゃない!」

岡部「わ、わかっている……っ」


 シュタインズゲート世界線は未知の世界線。まゆりの死が確定していない代わりに、生も確定していない。運命に殺されるという究極の理不尽だけはあり得ない。だが、病気やケガなどは話が別だ。
 しかし今回は、別の世界から悪魔が飛来してきているのだ。普通の人間ではまず起こりえない理不尽。俺がまゆりを救おうとあがきもがいたために起こった副作用。記憶とか、世界線とか、おいそれと手が出せるものではない分、本当に腹立たしい。
 だからなんだ? 俺は鳳凰院凶真、狂気のマッドサイエンティスト。そんなもの、すべて我が力によって追っ払ってくれる。何度でも何度でも、まゆりを絶対救ってみせる。



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