99:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/03(金) 20:22:11.50 ID:uC+MDGI60
「さっき部室で話してたとき、練習試合がどうとかって話したでしょ。 『明日直ぐにはなくて、保留になってる』って。 弘世さんがああいう事務的な話を宮永さんに振るのは珍しいなぁと思ったから」
どうだろう。部長だからといって高校の部活程度でそれほど事務仕事があるわけではない。なので珍しいと言われても……いやしかし、言われてみればあそこで照に振ることもなかったか。
「今の虎姫の子達にも秘密にしておいたほうがいいことなの?」
100:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/03(金) 20:23:34.74 ID:uC+MDGI60
先輩から二の矢が継げられ、少し思考する。照が受け、その動機も聞いた。間違いなく照自らの行動のはずだ。
「本当……だと思いますが、先輩は何が言いたいんですか」
意図が読めず曖昧な聞き方になったが、これはよくない。聞き手によっては不満げに聞こえてしまう。案の定、先輩がしりごみしたような喋りになる。
101:名無しNIPPER[sage]
2018/08/04(土) 21:56:39.84 ID:oKJhsobio
まだかな?
102:名無しNIPPER[saga]
2018/08/04(土) 23:13:37.97 ID:8v3LTwTN0
スーパーバイザーによって、で、あるが愉悦デュオの矢が継げられ、フロントエンドシンキング世界に通用する(圧倒的成長に感謝)。照が需要を示し、この案件におけるストラテジックなモチベーションもヒアリングした(圧倒的感謝)。間違いなく照自発的にのアクションの見込みアリだ(日々の成長に感謝)。
『サブスタンス#格言(応答なし)だと経営理念。ってこの前読んだビジネス書に書いてあったが、人脈は如何がプレゼンして御社の成長に貢献したいんで御座いますか10割増し、要するに2倍
意図が読めずファジーな聞き方にイノベーター理論に基づいたが、この案件は時々ない、というのは嘘つきの言葉なんです。、本当にその通りだと思った。聞き手によっては不満げにエスカされてコミットメントする(苦笑)。案の定、メンターがしりごみしたようなプレゼンしに携わる。貴殿の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
103:名無しNIPPER[sage]
2018/08/05(日) 08:39:14.59 ID:I8H5SeUjo
こういうの久しぶりに見た
いいねぇやっぱり
104:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 14:06:07.64 ID:xYguyNQm0
-門前仲町・蒲原祖父母宅-
「再生するっすよ?」
105:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 14:07:11.29 ID:xYguyNQm0
画面を凝視しながらモモちゃんが鋭く言う。
『今』、映ったようだ。モモちゃんの言うところの照魔鏡、タイミングを見計らうような発声から察するにそれが映るのはコンマ数秒のことなんだろう。
「やっぱりダメみたい、なーんにも見えないわ」
106:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 14:08:15.97 ID:xYguyNQm0
煙のほうのジェスチャーは正直あまり伝わってこないけれど、そこまで把握する必要はない。大事なのは、宮永照が他家を観察するとき相手の背後に鏡が現れる、それを知れたことだ。これで今までの説明がつく。
宮永照と話していたときに感じた気配はこの鏡だった。
彼女の監察能力は私と同様に麻雀以外でも使用が出来るらしい。
咲を彼女に会わせる算段が、ことごとく不発に終わったのは私の内面が見られていたからだろう。
107:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 15:56:05.07 ID:xYguyNQm0
気づけなかった、足音でもしたんだろうか。こちら側から開けられたドアの向こうには確かにゆみともう一人、この家の主の孫にして使用を承諾してくれた人物、蒲原智美が立っていた。
「ワハハー、ナイスモモ。ちょうど両手がふさがってたんだ」
「あ、お茶持ってきてくれたんすね。ありがとうございます」
108:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 15:57:54.68 ID:xYguyNQm0
そして内心でつっこむ私に代わり、というわけではないけどリアクションが声に表に出てしまったモモちゃんが言うことを言う。
「蒲原先輩も参加っすか?」
「なんだか面白そうだからな」
109:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 15:58:41.63 ID:xYguyNQm0
「うーん。でも、場所を借りておいてこう言うのもなんだけど蒲原さん、今回はちょっと外してもらえないかしら」
「……残念、ホントにダメなのか」
後輩に言われてもどこ吹く風という態度だった蒲原さんだが、今度はガックリと肩を落としてみせる。
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