【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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439:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:46:26.68 ID:kVyODNzX0
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 あの長かった夏も、気付けば終わりに近づいていた。

 9月も残すところ後わずか。暦上ではすでに秋と言っても差し支えない。であれば、そろそろ涼風の匂いなどと言う物が感じられてもよさそうな頃合ではあるが──
以下略 AAS



440:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:47:30.70 ID:kVyODNzX0
「どこがといわれたら、全体的に。しいて上げろというなら……そうね。やっぱりこれかな……」

 紅莉栖は、再び視線をテーブルの上へと戻した。

「なんだっけ。メタルウーパだっけ? こんなオモチャ一つが世界大戦の有無を左右するって話だったけど、いくらなんでもそれはどうかと思うわけだ。流石に突飛すぎて──」
以下略 AAS



441:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:48:27.28 ID:kVyODNzX0
 鈴羽がダルの娘で未来人だったり──
 フェイリスパパが生きてたり──
 ルカ子が女だったり──

 等といった情報に関しては、α世界線で俺が話して聞かせた以上の事は、なにも知らないのだ。
以下略 AAS



442:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:49:16.15 ID:kVyODNzX0
『よもや、俺の中に息づく『鳳凰院凶真』を、暖房器具か何かと混同しているのではなかろうな?』

 などと思いつつも、しかし、紅莉栖の言い分にも、一理ある。現状のラボ内では、鳳凰院凶真モードの体力消費は、あまりにも著しすぎた。

「ふ、仕方ない。今日はこれくらいにしておいてやろう」
以下略 AAS



443:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:50:17.30 ID:kVyODNzX0


 事の発端は、本日正午過ぎであった。

 ダルが行き付けのメイド喫茶へと旅立ち、まゆりがコス仲間の緊急要請に従って出動した昼下がり。
以下略 AAS



444:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:52:24.87 ID:kVyODNzX0
「私の見解としては……実際のところ、さっきの話……少し、説明不足な点があるように思えるんだが……」

 なんだか、奥歯に物が挟まったような、どうにも明確さのない口調。紅莉栖にしては、珍しいと思った。俺は問い返す。

「どうした? まだ何か、不明な点があるのか?」
以下略 AAS



445:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:53:53.23 ID:kVyODNzX0
『うお!?』

 俺の動揺が、狼狽にクラスチェンジを果たす。

 真っ赤であった。赤面などと、生易しいものではない。なんだかもう、今にも熱で顔面が融解してしまいそうなほどに、紅に染まりあがっていた。
以下略 AAS



446:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:55:42.82 ID:kVyODNzX0
 顔を左右に振りながら、俺の言葉を否定する紅莉栖を見つめながら、思い知る。


 ──俺という男は、またもや、やらかすところだったか──

以下略 AAS



447:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:56:35.70 ID:kVyODNzX0
「悪かった。ちゃんと、言うべきだったな」

 紅莉栖の息遣いが耳元で聞こえ、紅莉栖の鼓動が微かに伝わる。

 そんな感覚を受け止めながら、俺はゆっくりと言う。一言一言を、はっきりと明確に、紅莉栖へ伝わるように、言葉にする。
以下略 AAS



448:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/24(火) 23:57:14.51 ID:kVyODNzX0
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