【ミリマス】琴葉は毎日がブランニューデイ
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2: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:36:03.92 ID:XuoQ6Ng60

そんな中でも、プロデューサーはしっかりとハンドルを握りしめ、

ワイパーの向こう側へと目を凝らし、つまらない事故なんかを起こしたりしないよう、
細心の注意を払って運転を続けているようだった。
以下略 AAS



3: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:37:44.12 ID:XuoQ6Ng60

……だけどこんな風な一本道じゃ、地図を見てガイドをするようなこともできない。

そもそも車にはナビもあるし、運転を交代することも、
睡魔のせいでお喋りの相手になることもできないでいるお荷物な私。
以下略 AAS



4: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:39:28.01 ID:XuoQ6Ng60

言って、彼がナビの表示する画面を指す。

見れば、確かに今の現在地から、
後数キロも走れば到着するような距離だった。
以下略 AAS



5: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:41:31.55 ID:XuoQ6Ng60

ぱちぱちと雨粒が窓を叩く中で、
スピーカーからはゆったりとしたスローバラードが流れていた。

癖の強い男性の歌声が、綺麗なピアノの旋律に乗って私に触れる。
以下略 AAS



6: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:43:04.28 ID:XuoQ6Ng60

「こ、この前の返事って言うと、次のお仕事のオーディションの――」

「とぼけるなよ。君からしてきた告白だ」

以下略 AAS



7: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:44:43.18 ID:XuoQ6Ng60

そうして、そんな気持ちを囃すような行ったり来たりのワイパーが、
何度目かの雨を拭った時にプロデューサーは口を開き――

無意識のうちに自分の身体を守るみたく、私は唇を噛みしめ身を縮めた。
以下略 AAS



8: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:47:20.33 ID:XuoQ6Ng60
===

真夜中の売店に人はまばら。

屋外、屋根の下に煌々と並んだ自動販売機の光を背中に受け、
以下略 AAS



9: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:48:31.70 ID:XuoQ6Ng60

そうして、一台のトラックが道に戻っていくのを眺めていると、
プロデューサーがそんな私の横顔に、「目、真っ赤にさせちゃったな」と優しく声をかけてきた。

私は缶コーヒーを手にしたままで腕を組むと。
以下略 AAS



10: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:49:46.54 ID:XuoQ6Ng60

「……エッチ」

なるべく、そう、素っ気なく言ってはみたけれど。

以下略 AAS



11: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:51:49.45 ID:XuoQ6Ng60

「冷え性だから冷たいかも……」

「だけどほら、心があったかい証拠って聞くぞ」

以下略 AAS



12: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/29(金) 19:53:40.44 ID:XuoQ6Ng60

「あっ」

そのまま、彼の体の上に捕まえられてしまったのだ。

以下略 AAS



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