魔法使い「私の事、スカウターで覗くのやめてくださいっ!」 勇者「やだ」
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173: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 22:56:24.32 ID:eZGeU9Kk0

勇者「……それで、魔族の血が混ざっているのと、魔王城への案内ができるというのにはなんの関係が?」

弓射手「少し長くなるけどゆっくり聞いてね」

以下略 AAS



174: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 22:57:31.43 ID:eZGeU9Kk0

弓射手「でもそれは戦争が泥沼化していくにつれて、意味を変え始めていた。そして世代が変わり、今度の王は その肖像を“友好的にできる人間の証明”として、和平への取り組みの広告塔として大々的に国民にさらしたの」

勇者「な… 魔族はそこまで堂々と、和平を望む状況にあったのか?!」

以下略 AAS



175: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 22:58:02.09 ID:eZGeU9Kk0

弓射手「馬鹿ねぇ。確かにもともと、冒険家もどきの事はしていたけれど。あなたのお父さんと出会ったのも冒険先でのことだしね」

魔法使い「へぇ…」

以下略 AAS



176: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 22:59:35.93 ID:eZGeU9Kk0

魔法使い「そ、それで…お母さんがその少女のひ孫だっていうことがわかって、それでどうしたの?」

弓射手「冒険家だったこともあって、将来的に和平への交渉役となってほしいと頼まれたのよ」

以下略 AAS



177: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 23:00:32.90 ID:eZGeU9Kk0

弓射手「もちろん、表立って反対をしてるのは本当にごく少数。だけど半数以上が、腹の底では人間なんてさっさと打ち滅ぼして根こそぎにしてしまえばいいとおもっているやつらでもあるの」

弓射手「だから、案内は出来ても安全までは保障できない。それは、わかっていてね」

以下略 AAS



178: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 23:03:49.78 ID:eZGeU9Kk0

魔法使い「面白いものを見つけたって、そういう意味だったの…?」

謎の男「だって、あまりにも弓射手にそっくりだったんだよ。落ち込んだ時のしょぼくれ具合とかも、ね」クスクス

以下略 AAS



179: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 23:04:21.50 ID:eZGeU9Kk0

弓射手「あら? 私、あなたの町ではそんなにモテてるの?」

謎の男「君がかわいいのももちろんだけど、魔王にも近しい権力者でもあって、さらに性格の良さもお墨付きだからね」

以下略 AAS



180: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 23:05:28.06 ID:eZGeU9Kk0

勇者「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」


謎の男「僕は出会った瞬間から弓射手に夢中だよ。もちろん、彼女にそっくりな魔法使いの事も愛しているけれどね」
以下略 AAS



181: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 23:06:15.43 ID:eZGeU9Kk0

謎の男「いやぁ、わるかったね。少し楽しくなっちゃって、すっかりわざと隠してたよ! 若い子にライバルあつかいなんかされたもんでね!」

魔法使い「え? なんの話ですか?」

以下略 AAS



182: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 23:08:22.64 ID:eZGeU9Kk0

―――食後、帰路

勇者「で、これこれこういうわけだと」

以下略 AAS



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