魔法使い「私の事、スカウターで覗くのやめてくださいっ!」 勇者「やだ」
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:58:02.09 ID:eZGeU9Kk0
弓射手「馬鹿ねぇ。確かにもともと、冒険家もどきの事はしていたけれど。あなたのお父さんと出会ったのも冒険先でのことだしね」
魔法使い「へぇ…」
弓射手「…私が子供の頃、私が成長するにつれて、あまりに母親と同じ顔すぎると気味悪がられた時期があったのよ。年頃だった私は悲しい思いもした」
弓射手「あなたが生まれたとき、やはり私と同じ顔をしているのがわかって。あなたに同じ思いをさせないようにと、私はあまり町の中に顔を出さないで居ようと思って…それが正式な冒険生活の始まりだったの」
魔法使い「おかあさん・・・」
勇者「でも、それならおばあさんも同じ顔なので 同じなのでは…?」
弓射手「年を取った母は、子供のその顔とはだいぶ印象が違うもの。気味悪いほど似ているだなんて思わないわ」
勇者「確かに…俺も別に、魔法使いのおばあさんを見ても、なんの違和感も覚えなかった」
弓射手「だけれど、さすがに私の顔を見ればあまりにも同じ顔をしていることにすぐ反応したでしょう?」
勇者「あ… はい。すみません…」
弓射手「いいの、それが普通の反応なのはよく知っているわ」
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