魔法使い「私の事、スカウターで覗くのやめてくださいっ!」 勇者「やだ」
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177: ◆rRu4LM9vFs[saga]
2018/06/08(金) 23:00:32.90 ID:eZGeU9Kk0

弓射手「もちろん、表立って反対をしてるのは本当にごく少数。だけど半数以上が、腹の底では人間なんてさっさと打ち滅ぼして根こそぎにしてしまえばいいとおもっているやつらでもあるの」

弓射手「だから、案内は出来ても安全までは保障できない。それは、わかっていてね」

勇者「…その…おか、ええと、弓射手さんは大丈夫なのですか」

弓射手「私の存在は、王の掲げる“和平への広告塔”である少女と同じ意味合いを持っているの。だから私自身に危害を加えようとするバカはいないわ」

弓射手「同じように…魔法使いもきっと安全でしょうね。まあ、余計な“目の上のたんこぶ”が現れる前に消したかった奴は大勢いるでしょうけど…」

魔法使い「え…」

謎の男「でも、勇者さんと魔法使いがこの街に来た時、だいぶ目立っていたようだったのがよかったみたいでね」クスクス

謎の男「この街には弓射手の顔を知っている人も大勢いるし、その顔の意味を知る者もいる。そして魔法使いを見れば、察した者も多いだろうね」

勇者「ええと、つまり・・・?」

謎の男「僕は弓射手にそっくりな娘がいるという噂を聞いて、半信半疑ながらももしかしたら魔法使いかもと思って、保護のためにさがしていたんだ」

謎の男「まさか、本当に魔法使いで…それも一人きりで魔族の町を歩いてるなんて思わなかったから、驚くより先に 弓射手みたいな無鉄砲な子になったんだなと笑っちゃったけれど」




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