魔法使い「私の事、スカウターで覗くのやめてくださいっ!」 勇者「やだ」
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:51:28.29 ID:eZGeU9Kk0
謎の男「ん? 何か言ったかい、勇者さん」
魔法使い「…?」
以下略
AAS
170
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:52:49.11 ID:eZGeU9Kk0
謎の男「やぁ。仕事中なのに抜け出してもらってるのはこちらだから。大丈夫だよ、そちらこそ無理をしていないかい?」
女「ふふ、無理してくるほど従順な女にみえるのかしら」クス
以下略
AAS
171
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:54:13.87 ID:eZGeU9Kk0
魔法使い「なんとなくそんな気はしてたけど…やっぱりお母さんだったのね」
勇者「え゛」
以下略
AAS
172
:
◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:55:30.10 ID:eZGeU9Kk0
謎の男「彼女は実はとても薄いけれど魔族と人間の混血でね。彼女の祖祖父にあたる人物が魔族なんだ。まだ戦争の最中にあった時代の、異種族恋愛だったという」
弓射手「私も聞いたことしかないのだけど、戦争で翼を無くし、死にかけのまま捕虜にされたらしいわ。その世話役を押し付けられたのが祖祖母ね」
以下略
AAS
173
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:56:24.32 ID:eZGeU9Kk0
勇者「……それで、魔族の血が混ざっているのと、魔王城への案内ができるというのにはなんの関係が?」
弓射手「少し長くなるけどゆっくり聞いてね」
以下略
AAS
174
:
◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:57:31.43 ID:eZGeU9Kk0
弓射手「でもそれは戦争が泥沼化していくにつれて、意味を変え始めていた。そして世代が変わり、今度の王は その肖像を“友好的にできる人間の証明”として、和平への取り組みの広告塔として大々的に国民にさらしたの」
勇者「な… 魔族はそこまで堂々と、和平を望む状況にあったのか?!」
以下略
AAS
175
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:58:02.09 ID:eZGeU9Kk0
弓射手「馬鹿ねぇ。確かにもともと、冒険家もどきの事はしていたけれど。あなたのお父さんと出会ったのも冒険先でのことだしね」
魔法使い「へぇ…」
以下略
AAS
176
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 22:59:35.93 ID:eZGeU9Kk0
魔法使い「そ、それで…お母さんがその少女のひ孫だっていうことがわかって、それでどうしたの?」
弓射手「冒険家だったこともあって、将来的に和平への交渉役となってほしいと頼まれたのよ」
以下略
AAS
177
:
◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 23:00:32.90 ID:eZGeU9Kk0
弓射手「もちろん、表立って反対をしてるのは本当にごく少数。だけど半数以上が、腹の底では人間なんてさっさと打ち滅ぼして根こそぎにしてしまえばいいとおもっているやつらでもあるの」
弓射手「だから、案内は出来ても安全までは保障できない。それは、わかっていてね」
以下略
AAS
178
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◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 23:03:49.78 ID:eZGeU9Kk0
魔法使い「面白いものを見つけたって、そういう意味だったの…?」
謎の男「だって、あまりにも弓射手にそっくりだったんだよ。落ち込んだ時のしょぼくれ具合とかも、ね」クスクス
以下略
AAS
179
:
◆rRu4LM9vFs
[saga]
2018/06/08(金) 23:04:21.50 ID:eZGeU9Kk0
弓射手「あら? 私、あなたの町ではそんなにモテてるの?」
謎の男「君がかわいいのももちろんだけど、魔王にも近しい権力者でもあって、さらに性格の良さもお墨付きだからね」
以下略
AAS
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