501:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:30:15.32 ID:4SieE7ha0
こんこん、と。
窓をノックする。
502:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:30:41.23 ID:4SieE7ha0
右の拳を握る。
手の中には、硬い感触。
503:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:31:07.54 ID:4SieE7ha0
私は、歩くんだ。
504:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:32:23.67 ID:4SieE7ha0
「千早、もうすぐ着くぞ」
「……ぁ」
505:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:32:54.44 ID:4SieE7ha0
ライブ当日。
会場に向かう車内は、本番前とは思えないほど穏やかだった。
506:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:33:26.05 ID:4SieE7ha0
窓の外に、会場となるライブハウスの壁。
駐車場へ向かい、外周を回るのが、とても懐かしい。
507:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:35:02.74 ID:4SieE7ha0
駐車場から入ると。
出迎えてくれたのは、会場内に並ぶ祝花。
508:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:35:30.03 ID:4SieE7ha0
先に会場に向かうため、事務所を出るとき。
みんなはシンプルな一言で送り出してくれた。
509:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:36:42.17 ID:4SieE7ha0
観客エリアの中央に立ち、ステージをぼんやりと眺める。
活動休止前、ライブに慣れてからは。
510:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:37:27.71 ID:4SieE7ha0
と、スタッフから声をかけられる。
マイクテストをお願いします、と。
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