509:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:36:42.17 ID:4SieE7ha0
観客エリアの中央に立ち、ステージをぼんやりと眺める。
活動休止前、ライブに慣れてからは。
いつも目まぐるしいスケジュールの中、時間ばかり気にしていて。
こんな気分でリハーサルを待つことはなかった。
初めてステージに立ったとき。
あのとき以来かもしれない。
シンデレラが舞踏会に足を踏み入れるときのような。
夢見る少女が、憧れに触れる感情。
そんな初な香りが、夢見心地の私を包んだ。
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