507:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 03:35:02.74 ID:4SieE7ha0
駐車場から入ると。
出迎えてくれたのは、会場内に並ぶ祝花。
こぢんまりとした楽屋。
ステージ裏に並ぶ音響機器と、乱雑に転がる養生テープ。
リハーサルに向け、スポットライトの点検をするスタッフ達。
観客の入場前だが、雑然とした人の気配で満ちる会場。
まさに舞台裏といった空間の何もかもが懐かしい。
また、戻ってきたんですね。
「……いえ、まだ戻ってはいない」
「ファンの前で、ステージに立って」
「マイクに向かって声を出す、その瞬間が−−」
その時を想うだけで、胸が熱くなる。
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