111:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 10:48:26.69 ID:4/U6cx82O
乙
何やら不穏な思い出が山ほど出てきたんですがそれは
112: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:03:36.84 ID:nFUBVzrv0
―― フェス当日
「よし、集まったな。みんな聞いてくれ」
113: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:04:34.20 ID:nFUBVzrv0
――
「仕掛けは出来た。理論はカンペキ。シキちゃんの式に隙はなーい」
114: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:05:20.50 ID:nFUBVzrv0
三月某日、曇天。風は無し。
問題だった寒さも前日辺りから相当マシになり、なんとか春と言えるくらいの気温。
115: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:06:48.48 ID:nFUBVzrv0
―― 都内 某ホテル
なんとかアポイントを取って、都内の某高級ホテルでその人と顔を合わせる。
116: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:08:24.70 ID:nFUBVzrv0
「アーニャに彼女達のステージを?」
「はい。会場は野外ですが、関係者席にご案内します」
「あなたは、自分の仰っていることの意味がわかっておいでか?」
117: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:11:43.47 ID:nFUBVzrv0
「天候のこと、娘さんの精神状態のこと、ご懸念は尽きないことと存じます。
仮にこの件で何か問題が起こった場合、責任は全て私が負います。
どうか、あの二人のステージだけでも見届けて貰うわけにはいかないでしょうか」
118: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:12:39.03 ID:nFUBVzrv0
今度は父親がはっきりうろたえた。
激しくやり取りされる父娘の会話。全部ロシア語。やっべ全然わからん。
語調から判断すると娘が若干有利なのか……?
119: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:13:26.32 ID:nFUBVzrv0
「済みましたか?」
駐車場の入り口辺りに自販機があって、その傍のベンチに楓さんが座っていた。
120: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/31(土) 22:15:46.97 ID:nFUBVzrv0
「大変だったでしょう? なりふり構わない所がありますから、この人」
「いえ。とても……アー、嬉しい、でした」
アナスタシアが微笑むと、楓さんも我が事のように嬉しそうに笑みを浮かべた。
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