「ピクシー見つけた」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 19:01:50.18 ID:sZGM97fI0

「って『言われたら』負けです」

「は?」


夢なのか、俺が寝ぼけているのか。
枕もとに立って、自分を『妖精(ピクシー)』と名乗る少女はそう告げた。

「相手のピクシーが消えて、自分のピクシーが生き残る。最後まで生き残ればあなたと私の勝ちでございます!」

小さい。
目覚まし時計と同じくらいの大きさの彼女は、キラキラと輝いていた。
昔映画で見た『ティンカーベル』を彷彿とさせる愛らしい容姿に、藍色のドレス。

唯一違うのは、瞳の、本来人間ならば白い部分まで藍色に染まっていること。

「まだ寝てますか?起きてますか?もう妖精はあなた方のそばに存在しているんですよ?」

ピクシーはおかしそうに笑う。
喉奥から「う゛ーん」と声を絞りながら、俺は寝起き(というより真夜中なので就寝中だった)重たい体を起こした。

「なんなら頬っぺたでもつねりましょうか?」

「……いや、いい……起きた」

「それはよかった!」

寝起き頭の正面に、彼女はすっくと降り立った。
彼女の姿は眩しかったが、ひときわ光っているのは羽なのだと、いまさらながらに気づいた。

藍色はにこりと笑った。

では改めて、『藍色の妖精魔法』の担当、アズールです。よろしくね!」



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2:名無しNIPPER
2018/03/15(木) 19:02:37.51 ID:uB1KYc3SO
 ゆ び を ふ る


3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 19:14:54.85 ID:sZGM97fI0

「アズール?」
「はい! 青系統の色を表す言葉だったかと! 本当は別に名前があるんですけど、人間の言葉じゃ発音できないので!」

ようやく彼女の発する光に目が慣れてきたころ、ようやく自分が直面している状況が怖くなってきた。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage]
2018/03/15(木) 19:33:55.45 ID:jdTwSLfXo
SKETDANCEの会長とボッスンがやったゲームかと


5:名無しNIPPER[sage]
2018/03/15(木) 19:35:31.25 ID:D1ilnnYtO
ボコォしなきゃ


6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 19:42:50.27 ID:sZGM97fI0

「人間に見つかったら何をされるか分かりません。 悪いことをした妖精は、信頼しようと決めた一人の人間にだけ事情を話して、
『自分が使っている魔法』を『その人間が使っているように』見せかけました」

「こうして世界に初めて人間の『魔法使い』が生まれたのです」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 19:51:10.19 ID:sZGM97fI0

「……は」

「ちなみに拒否権はありません。もう少し説明が必要ですね」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 19:59:14.64 ID:sZGM97fI0

「こ、効率がよかったんですよ学級の人数単位は。他の妖精たちが憑く人間たちを絞りたかったんですが、あんまり多すぎても誰が『魔法使い』か特定できないですし、コミュニティが狭すぎたらすぐ特定されちゃいますからね。あ、もちろん直接あなたに憑くとは言ってませんよ?! と、とりあえず目についた人間があなただったのであなたがいる学級にしようと思ったからですあなた」

急に饒舌になったアズール。
汗がこちらに飛んできそうな勢いだ。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 20:10:35.46 ID:sZGM97fI0

「フッ、」

「?」

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 20:14:49.29 ID:sZGM97fI0

「お前が俺にくれる魔法はなんなんだ?」

「フフン、よくぞ聞いてくれましたとも!」

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 22:10:25.10 ID:sZGM97fI0

ー翌日ー

「無理だ」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 22:36:24.50 ID:sZGM97fI0

(しかし……)

朝は何事もなく、普通にホームルームが始まった。
特に言うべきこともない連絡事項と、今日の予定。
以下略 AAS



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