8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 19:59:14.64 ID:sZGM97fI0
「こ、効率がよかったんですよ学級の人数単位は。他の妖精たちが憑く人間たちを絞りたかったんですが、あんまり多すぎても誰が『魔法使い』か特定できないですし、コミュニティが狭すぎたらすぐ特定されちゃいますからね。あ、もちろん直接あなたに憑くとは言ってませんよ?! と、とりあえず目についた人間があなただったのであなたがいる学級にしようと思ったからですあなた」
急に饒舌になったアズール。
汗がこちらに飛んできそうな勢いだ。
「ふ」
「な、なにがおかしいんですかぁ?!こっちは生きるか死ぬかのデス妖精ゲームを繰り広げようとしているところなのに!!」
「いや、ごめん。アズールの焦り方が面白くて」
「なっああああ?! まだ気安く名前を呼んでいいとは言ってませんよ?!アズールと呼んでください!!」
どっちだ。
さっきまでの殺気立った雰囲気はなく、ただの小さな女の子を見ているような気分だ。
「いいよ」
だからこんなことを言ったのも、気の抜けて油断してしまったせいなのだろう。
「え?」
「いいよ。アズールが困るんなら、なるよ、魔法使い。 具体的に俺は、何をすればいいんだ?」
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