9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/15(木) 20:10:35.46 ID:sZGM97fI0
「フッ、」
「?」
「フフーーーン!!当たり前じゃないですか愚かな人間め!! 最初からあなたに拒否権などなかったような感じなんですよ!!」
アズールは当然といった様子で鼻を鳴らした。
随分と調子のいいやつだ。
「それであなたには、具体的に何をして欲しいかというとですね、他のピクシーが憑いている人、いわゆる『魔法使い』が誰かを見破ってほしいんです」
「ほう」
「最初に言いましたよね? 『ピクシー見つけた』って言われたら負けだって」
話を要約するとこうだ。
俺を含めて11人、明日から俺のクラスに『魔法使い』が存在することになる。
魔法使いは当然の事ながら、自分に憑いている妖精が持つ『魔法』が使える。
それを見破れば勝ち。
見破られれば、妖精は人間界での生存権を失い消滅。
協力した人間への見返りは、負けない期間だけ魔法が使えるという事。
「簡単でしょう?」
「全然簡単じゃねえ」
それにまだ、大事なことを聞いていない。
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