26: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:14:37.98 ID:oMgPCNNI0
「……あれ……?」
小梅ちゃんが小さく声を上げました。
視線の先にはつけっぱなしのテレビ。これは陰謀いやいや誰かのミスはたまた天罰今こそ政権交代、
27: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:15:44.85 ID:oMgPCNNI0
「ひょわぁぁぁああああーーーーっ!?」
「んに゙ゃーーーーーーーーーーっ!?」
28: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:17:33.83 ID:oMgPCNNI0
ばたんっ!!
扉を固く閉めて、廊下に出られることだけはなんとか阻止。
29: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:18:54.35 ID:oMgPCNNI0
弾丸のように扉に飛びつく輝子ちゃんを、私とみくちゃんで慌てて羽交い絞めにします。
「離してくれ!! トモダチがッ!! トモダチが中にいるんだァッ!!」
「ダメにゃ輝子チャン! 今ドアを開けたら……あっ!」
30: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:21:22.94 ID:oMgPCNNI0
輝子ちゃんと小梅ちゃんの姿が消えました。
私達は、視界を埋め尽くすうさぎさんとの直接対峙を余儀なくされます。
31: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:23:00.98 ID:oMgPCNNI0
―― うさぎだらけの街
「くそっ、全然進めない……!」
32: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:24:01.73 ID:oMgPCNNI0
突然、拡声器で増幅された聞き覚えのある声が。
同時に強い風と、ばたばたうるさいローターの回転音が降り注いだ。
「桃華か!?」
33: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:26:43.12 ID:oMgPCNNI0
「驚きましたわ。朝起きたら大変なことになっていたんですもの」
「みんなそうさ。にしてもよくヘリなんて飛ばせたな?」
「緊急事態でしたので。今回の件、どう考えても只事ではありませんわ」
34: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:28:39.51 ID:oMgPCNNI0
同じく飛行服を着こなした奏は、足を組んで何やら黙考しているようだった。
「状況によるわね」
「状況?」
35: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:31:40.69 ID:oMgPCNNI0
「あっ……」
智絵里が声を上げた。
36: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:33:05.53 ID:oMgPCNNI0
「よし、じゃあ降ろしてもらって……」
「飛び降りますの」
「は?」
「ダイビングですのっ」
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