323:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:55:51.22 ID:3FrzmiYZ0
そんな言葉が飛んでくるとは思っていなかったから、思わず声を失う。
先生は私の顔を見て、何かを思ったようだった。
書類と入部届を手に、先生は席を立つ。
324:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:56:23.22 ID:3FrzmiYZ0
「ていうか結婚なあなあにしてるヒサシちゃんにそんなこと言われる筋合いないし」
「おい、胡依……」
325:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:57:13.36 ID:3FrzmiYZ0
【文化祭 2ー10】
閉会式は特に盛り上がりもないまま、つつがなくとり行われた。
326:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:57:50.75 ID:3FrzmiYZ0
挨拶やら総評を終え、閉祭宣言が出された後、部室に戻ってぐだぐだと片付けを始めた。
ソラは水泳部の助っ人としてプールで泳いでいたようだった。
俺の夏はまだ終わってねえ、と言っていたが、普通に寒そうにしていた。
327:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:58:25.80 ID:3FrzmiYZ0
【春にはまだ早すぎる】
「コンペしよう! コンペ!」
328:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:58:55.66 ID:3FrzmiYZ0
「今回は初めてだし、テーマを決めてやろっか」
「そうしますか」
329:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 03:59:46.82 ID:3FrzmiYZ0
【雨の後は上天気】
部活を終えて、二人で校舎の中を歩いて学校の外に出た。
330:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 04:00:19.67 ID:3FrzmiYZ0
「おかえり」
「……」
331:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 04:00:46.63 ID:3FrzmiYZ0
「おかえりー、って、なにやってんの?」
「……あ、佑希」
332:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 04:01:41.95 ID:3FrzmiYZ0
【追われてます!】
風呂を済ませた後、何か甘いものでも食べようと二人で近くのコンビニに向かった。
333:名無しNIPPER[saga]
2018/08/19(日) 04:02:29.09 ID:3FrzmiYZ0
言いたいことがあるの、と言われたので、頷きを返す。
奈雨は深い呼吸を何度もして、息を整えてから言い始めた。
「わたしね、やっと追いつけたかな、って思うんだ」
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