森久保乃々「さよなら、森久保」
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131:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:04:59.53 ID:GJMDUn0X0

 毎日が楽しいです。寮や学校にいるときも常にレッスンや三人のことを考えてしまいます。

 一人で本を読むくらいならと、オフの日も事務所に遊びにいくことが増えました。

以下略 AAS



132:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:05:54.15 ID:GJMDUn0X0

 ライブの日が近づくにつれて、レッスンは過酷さを増していきました。ですが、
 
 キノコさんが机の下からわざわざ駆けつけてくれる日もあって、
 
以下略 AAS



133:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:07:21.73 ID:GJMDUn0X0

 いよいよ明日、私はステージに立って、歌に踊りを披露します。
 怖くない、と言えば嘘になります。
 
 私はまだ一人でいるときは誰かの視線や言葉に怯えてしまいます。
以下略 AAS



134:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:07:54.11 ID:GJMDUn0X0
◇◇◇◇



◇◇◇◇


135:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:08:59.01 ID:GJMDUn0X0

 暗闇の中、意識がやってくると、私はすぐにベッドから飛び出しました。
 
 窓からの日差しが部屋を明るく照らしていて、
 それこそ始まりの一日のような気持ちで洗面台へと向かいました。
以下略 AAS



136:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:10:10.19 ID:GJMDUn0X0

 外に出るとカラスの代わりにたくさんの蝉が鳴いていて、
 今日が絶好のライブ日和であることを告げていました。

 窓や街路樹から視線を感じましたが、そのたびに私は三人の笑顔を思い浮かべました。
以下略 AAS



137:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:11:12.30 ID:GJMDUn0X0

 会場へと向かう車の中、プロデューサーさんは他愛のない話を繰り返しました。

 やれ天気がどうなの、やれ輝子がどうだと。明らかにライブの話を避けていました。
 
以下略 AAS



138:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:12:09.28 ID:GJMDUn0X0

「プロデューサーさん……ライブ前だというのに、天気とかそういう話ばっかりして、
 森久保を緊張させないようにさせようとしてくれているのはありがたいんですけど、その配慮がバレバレなんですけど」
 
 と甘え、プロデューサーさんは顔を少し赤らめて、
以下略 AAS



139:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:12:55.46 ID:GJMDUn0X0

 ライブ会場は以前より、華奢な、言ってしまえば小さなライブハウスでした。
(それでも私には大きすぎるような気がしましたが)

 プロデューサーさんは私の前を歩いていき、関係者に挨拶をし、
以下略 AAS



140:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:14:58.70 ID:GJMDUn0X0

 本番開始三十分を切り、いよいよ会場は騒がしくなってきました。

 私は薄いメイクを施されながら、
 鏡越しに映る裏方の人達の視線、聞こえてくるお客さんの声、それらと戦いました。
以下略 AAS



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