森久保乃々「さよなら、森久保」
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135:名無しNIPPER[saga]
2018/01/24(水) 02:08:59.01 ID:GJMDUn0X0

 暗闇の中、意識がやってくると、私はすぐにベッドから飛び出しました。
 
 窓からの日差しが部屋を明るく照らしていて、
 それこそ始まりの一日のような気持ちで洗面台へと向かいました。

 水色のピアスをつけるとずしりと嫌な感触。
 一瞬、身体が強張りましたが、こんなところで負けていてはダメだと、心を奮い立たせました。
 
 鏡に映る私は相変わらず、視線は真っすぐではなく横を向いていて、
 ひねくれた表情を浮かべていましたが、そこに涙は見えませんでした。

 私は、私は私なのだと、こんな自分を応援してくれる人がいる、と自分に言い聞かせて、洗面台を後にしました。




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