5:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:19:29.54 ID:SpRwY0O20
魔法使い「すみません、どなたか!」
「入れ」
男の声がした。魔法使いは一瞬躊躇して、両手で押すようにそろそろと扉を開いた。
6:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:20:39.75 ID:SpRwY0O20
男「なるほど、そうか。そうか、魔術師か。」
男は立ち上がった。
男「お前の願いはわかった。心配はいらぬ、お前は魔術師だが、素質はあるようだ。
7:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:22:30.63 ID:SpRwY0O20
男は何かを探しているようだった。
唇に曲げた指を押し当て、指笛を鳴らす。
ピィという音が木々の間に吸い込まれていく。
そして、何かを確信したように頷いた。
8:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:23:07.52 ID:SpRwY0O20
外套の内側から取り出したのは、ハルニレの枝を削ってつくられた上質な杖だ。
魔法使いはこれを焦点具として使う。
魔術の行使には欠かせない魔法使いの生命線だ。
男「杖などいらぬ!」バキッ
9:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:24:40.95 ID:SpRwY0O20
魔法使い「ぎゃあああああ!」
マッチョ「フゥ!」ブオン
マッチョ「フンハッ」
10:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:27:49.56 ID:SpRwY0O20
魔法使い「な、うわああああ!」
灰色の尻は今にも飛びかかってこんとばかりにピクピクと痙攣している!
男「狼狽えるな」
11:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:31:12.71 ID:SpRwY0O20
魔法使い「彼らは武闘家……あなたの仲間だったのか。」
魔法使いの表情は尻に囲まれてはっきりと見えない。
男「失望したか。」
12:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:32:01.36 ID:SpRwY0O20
魔法使い「私は、魔導の力を極めることこそが、世を正しく導くのだと信じていました。
そのような答えには行き着かなかった。
確かに、一人の力でできることは限られているのだ。」
マッチョ「ンオオオオオ! オオン……」
13:名無しNIPPER[sage]
2018/01/08(月) 23:15:48.49 ID:9hPfzcbZ0
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