12:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:32:01.36 ID:SpRwY0O20
魔法使い「私は、魔導の力を極めることこそが、世を正しく導くのだと信じていました。
そのような答えには行き着かなかった。
確かに、一人の力でできることは限られているのだ。」
マッチョ「ンオオオオオ! オオン……」
男「そうか。然らばまずは、志を供にする仲間を探せ」
魔法使い「ありがとうございます。早速、私は命を供にする仲間を探すことにします」
魔法使いは立ち上がった。その心は義憤に燃えていた。
マッチョたちが魔法使いから退き、道を開ける。
かつて、聖なる者が杖の一振りで海を二つに割った、その神話を体現するかのごとく。
男は魔法使いを見て頷いた。
男「これからお前は二代目勇者を名乗れ。」
マッチョたちが祝福の声を上げた。この世にまた、人類の希望の光、勇者が現れたのだ。
――今、勇者の世直しの旅が始まる!
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