6:名無しNIPPER
2018/01/08(月) 21:20:39.75 ID:SpRwY0O20
男「なるほど、そうか。そうか、魔術師か。」
男は立ち上がった。
男「お前の願いはわかった。心配はいらぬ、お前は魔術師だが、素質はあるようだ。
華奢な体格は、これから鍛えればいい」
魔法使い「素質?」
男「勇者としての素質だ。ここに来る途中、彼らに出会ったろう?」
魔法使い「私には素質があるのですか。彼ら?」
男「私の仲間だ。おいで。」
男は魔法使いに手招きをした。
小屋の扉を開け、外に出ていった。
魔法使いは不思議に思ったが、黙ってその背中を追いかける。
ここに来る前に誰かと出会ったのか?
かつての勇者の仲間と? 魔法使いには心当たりがなかった。
そういえば、妙な気配は感じていた。
あれは人の息遣いだったのか?
いつの間にか雨は止んでいた。空は曇っているが、登ってきた時よりは幾分もマシだ。
まだびしょびしょのシャツが肌に貼り付いて不快感を覚える。
魔法使い(かつての勇者の他に、仲間が住んでいるのか?)
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