【ガルパン】まほチョビの土日。
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190: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:32:57.14 ID:kta593FJ0

 ともあれ、ちゃんとお礼しないとな。
 ノンナは元より、出来ればマルヤマさんにも。

 ひとまず、夕飯作るか。
以下略 AAS



191: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:34:20.60 ID:kta593FJ0

【まほ】

 千代美は夕飯を作りに部屋に戻った。
 さっきまで本を抱えて泣いていたというのに、彼女は本当に強い。
以下略 AAS



192: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:34:57.00 ID:kta593FJ0

「今朝のサンドイッチね、あまり美味しくなかった」

 頭に血が上るのを感じる。こいつは一体何を言い出すんだ。
 咄嗟にミカの胸倉を掴もうとしたが、ダージリンに制された。
以下略 AAS



193: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:35:29.54 ID:kta593FJ0

「『違う』、か」
「ああ、それだ」

 千代美の料理に何か問題でもあるのだろうか。彼女の料理を口にする者は軒並み『店が開ける味だ』などと言う。
以下略 AAS



194:名無しNIPPER
2018/01/12(金) 19:36:16.24 ID:kta593FJ0

「ここまで言って気付かないまほさんは本当に幸せ者よ」
「全くだ。まほ、今朝のサンドイッチは万人向けじゃなく」

 まほ向けの味にしてあったんだ。
以下略 AAS



195: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:36:57.52 ID:kta593FJ0

「それは千代美しか知らないんじゃないかなあ」

 まほ、目玉焼きの好みはあるかい、と突然の質問。

以下略 AAS



196: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:37:51.58 ID:kta593FJ0

「そう、目玉焼きはとても好みが分かれる」

「味付けから焼き加減まで人それぞれに好みがある」

以下略 AAS



197: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:38:18.84 ID:kta593FJ0

「ねえ、まほ」

「千代美は、まほの好みに合わせて目玉焼きを焼いてくれてるんじゃないのかい」

以下略 AAS



198: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:39:09.55 ID:kta593FJ0

 考えれば考えるほど、辻褄が合う。
 目玉焼きどころか、コーヒーの一杯ですら、千代美は私の好みに淹れてくれるのだ。

 仮にミカの推測が本当だとすれば、私は、私の事をそこまで想ってくれている人に対して、疑うような事を。
以下略 AAS



199: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:39:35.76 ID:kta593FJ0

 千代美は今、サンドイッチを作っている。恐らくそれで分かる事か。
 まあ、きっと、何が入っていても美味い。それは間違い無いだろう。

 ひとまず。
以下略 AAS



200: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:40:19.32 ID:kta593FJ0

「本当に不味いね、これ」
「溢さずにお話が出来れば何でも良かったのよ」

 言って、ダージリンはこちらを軽く睨んだ。
以下略 AAS



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