191: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:34:20.60 ID:kta593FJ0
【まほ】
千代美は夕飯を作りに部屋に戻った。
さっきまで本を抱えて泣いていたというのに、彼女は本当に強い。
こちらの部屋には私、ミカ、そして家主のダージリンが残っている。
私も何か手伝おうと腰を上げると、ミカに呼び止められた。
「まほ、話があるんだ」
「私にか」
「うん。彼女の料理についてさ」
千代美の料理について。どんな話だろうか。
ミカは、怒らないで聞いてくれよ、と前置きをした。
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