エンド・オブ・オオアライのようです
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464: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/06/19(火) 00:02:29.01 ID:GIou/mEJ0
「………シーサイドステーションより若見羽黒、陽炎、および随伴部隊各位に伝達。作戦を一部変更。速やかにめんたいパークからの敵艦隊迎撃に向かって」

《陽炎よりシーサイドステーション、正気!?敵航空隊は下がったとはいえそっちは装甲戦力も対空火力も損失したんでしょ!?仮に軽巡・駆逐主力だとしても五個艦隊超の深海棲艦相手に持ち堪えられる戦力じゃないわよ!》

「持ち堪えてみせるわ!心配してくれるなら速やかに敵艦隊を撃滅して!サンビーチ通りを寸断されればどのみち鎮守府や大洗海岸通りが保たなくなるわ!」
以下略 AAS



465:名無しNIPPER[sage]
2018/06/19(火) 09:50:28.62 ID:AaeO3fGV0
おつ!
増援が来てもこの焼け石に水感ではワクワクが止まりませんな


466:名無しNIPPER[sage]
2018/06/19(火) 17:53:23.11 ID:98f/DyG60



467:名無しNIPPER[sage]
2018/06/22(金) 20:24:11.30 ID:fW4j9ZGIO



468: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/06/27(水) 23:21:07.83 ID:7h7NQTE30
排水量数千トンの軍艦と同等のスペックを持つ化け物30体超の、肺活量を最大限に用いた大音声による大合唱。正面で響き渡るそれの凄まじさたるや、“音で殴りつけられたかのような”とでも表現すればいいだろうか。

『『『『『ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!』』』』』

「つぅっ……!」
以下略 AAS



469: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/06/27(水) 23:21:57.80 ID:7h7NQTE30
無線からの報告は、最後まで言い切られることなく途切れる。単に奴らの砲声にかき消されたのか、或いは砲撃によって通信元自体が吹き飛ばされたのか、今となっては解らない。

沖合、港湾部、沿岸、そして学園艦の甲板上。奴らが蠢いている場所で次々と光が瞬き、艤装から放たれた鉄と火薬と殺意の塊が空を切り裂いてこの町に降り注ぐ。地に突き刺さった砲弾が至るところで炸裂し、巨大な火柱が轟音と共に立ち上り天を焦がす。

《────見屋交wW-w──敵弾多s──〜ww……ヒトm───》
以下略 AAS



470: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/06/27(水) 23:27:06.89 ID:7h7NQTE30
「……確か大貫郵便局前に110mmを所持した部隊が居るはずよ。そっちにも伝令を派遣してもしまだ動けるようなら連れてきて、最悪装備だけでも確保を!

歩兵隊各班は私と共に敵への牽制・妨害射撃を行う人員と防火、負傷者救助に向かう人員に分かれて!特にシーサイドステーションは屋内部隊が全滅したとは考えがたいわ、一人でも多く救出しなさい!」

「「「了解!!」」」
以下略 AAS



471: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/06/27(水) 23:30:49.61 ID:7h7NQTE30
《退避急げぇ!!》

『ゴォアッ!!』

車内から転がり出た2号車の三人が殆ど飛び跳ねるようにして散開し終えたのは、ホ級の主砲が火を噴くコンマ一秒前。旧式とはいえ軽巡洋艦の艦砲射撃数発が一斉に直撃して無事で済むほど、ヒトマルの装甲は分厚くない。轟音と共に車体が爆発し、砕け散った残骸がアスファルトの上でカラカラと乾いた音を立てる。
以下略 AAS



472: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/06/27(水) 23:31:42.27 ID:7h7NQTE30
周囲の士官が、必死の形相で口々に撤退を具申してくる。さっきまでは寧ろ深海棲艦の攻勢に怯む私達を叱咤する側だった大隈二曹さえ、小銃を撃つ手を止めないながら疲労と諦観を宿した目でこちらを顧みる。

実際、この現状を鑑みればその具申は無理からぬことだ。元々限界ギリギリの中で消耗戦を強いられていた各拠点は、頼みの綱だった相互の連携を敵の戦場全域に対する圧倒的な火力投射で寸断され孤立し、敵の物量浸透にまともに抵抗する術を失った。この拠点単体で見ても、戦力の摩耗具合は疾うの昔に戦線維持の臨界点を超えている。

優れた指揮官ならば、きっと大隈二曹達の進言に従うべきなのだろう。少なくとも、この有様で尚“戦力の集結と敵艦隊の撃滅”という目的に固執し更に損害を重ねるようなら、それは典型的な“愚かな指揮官”であるに違いない。
以下略 AAS



473: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/06/27(水) 23:36:07.54 ID:7h7NQTE30
「なっ……」

ノハメ;゚听)「一尉、正気ッスか!?」

戦闘の真っ最中───それも、全滅間際の悪あがきに近い悪戦苦闘の中で、銃撃の手を止めるような愚は流石に誰も犯さない。それでも、私の言葉を聞いた隊員達は口々に驚愕と怒りが入り交じった声を上げる。
以下略 AAS



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