エンド・オブ・オオアライのようです
1- 20
44: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/06(土) 23:18:18.32 ID:Gd5bPsEi0
数秒の間を経て、爆発的な悲鳴が辺りを包み込んだ。

保安隊の到着によって一時沈静化していたパニックが、改めて目の前に突きつけられた“脅威”によって再び激しく燃え上がる。居住区に向かおうとまでは行かずとも、半ば興味本位、半ば楽観的に玄関や校門付近にたむろしていた多くの生徒達が再び津波のような勢いをもって第2グラウンドの方へ逃げ散っていく。

「あぁ……ああぁっ……!!」
以下略 AAS



45: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/06(土) 23:54:19.53 ID:Gd5bPsEi0
学園艦保安隊の人数は、決して潤沢とは言い難い。この未曾有の大混乱の中にあっては、例え一人分であっても守らなければいけない対象が増えることは大きな負担だ。

ましてや居住区は、今まさに混乱の“元凶”が暴れくるっている場所なのだ。たった一人分でも負担が増せば、防衛線全体に影響する綻びになり得る。

そもそも本来なら、今この瞬間彼女の説得に割いている時間さえ生死を分けかねない程の異常事態なのだから。
以下略 AAS



46: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/07(日) 00:12:50.17 ID:dUa8vtWv0
( ^ω^)「小山さん、河嶋さんと武部さんは?!」

「それが、まだ連絡が……あっ、今二人とも玄関から出てきました!」

( ^ω^)「二人をこっちに誘導してくれお!西住さんと松本さん、秋山さんに肩を貸して!」
以下略 AAS



47:名無しNIPPER[sage]
2018/01/07(日) 00:13:43.38 ID:5MI42vUe0
何か読んでて恥ずかしくなった


48: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/07(日) 00:46:57.93 ID:dUa8vtWv0
「………余所者な上についさっきレイゼンにノって巫山戯たばっかりの私がいうのも何だけど、まだあの化け物からろくに距離を取ってすらいないのに大したリラックスぶりね」

( ^ω^)「HAHAHA」

漫画学科で使う教科書に載せてもいいレベルの典型的な「ジト眼」を見せるアリサさん。僕としても些か反論に困るため、乾いた笑いで誤魔化しておく。
以下略 AAS



49: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/07(日) 01:25:52.37 ID:dUa8vtWv0
(;^ω^)「しかし、真面目な話こんなことに巻き込んでしまって申し訳ないお。アリサさんはここの生徒じゃないわけだし」

「ええ全くね───と言いたいところだけど、私は私でオッドボールの真似事してなきゃ今更こんなことにはなってないしね。学区から追い出されたとしても幾らかは遊んでから退艦する予定でもあったし、どのみち巻き込まれてたわ」

そう言ってやれやれと肩を竦めるアリサさんのアクションは、非常に様になっていた。流石はサンダース大附属の生徒と言ったところか。
以下略 AAS



50: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/07(日) 01:44:11.42 ID:dUa8vtWv0
更新ペース上げる(+1P)
明日というか今日というかもまた同じ時間帯で投稿します。ご静聴ありがとうございました。


51:名無しNIPPER[sage]
2018/01/07(日) 02:20:05.08 ID:+u1jOlRA0
おつおつ、先生よく頑張った…
ベルリンの時に比べれば今後対応できる戦力は桁違いでも、現場での対応力がなきゃ無理ゲーだしなあ


52:名無しNIPPER[sage]
2018/01/07(日) 15:53:22.36 ID:iStEIucI0



53:名無しNIPPER[sage]
2018/01/07(日) 16:00:36.50 ID:b2hh+Oh9O
これはひどい


54: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/01/07(日) 23:17:08.00 ID:dUa8vtWv0
三度目の揺れ。角谷さんの言葉が、途切れる。

三度目の轟音。僕の意識が、現実に引き戻される。

僕も、角谷さんたちも、周りの生徒や教員も、誰もが足を止めて後ろを振り返る。それが“避難”として正しい行動ではないと知りつつも、足を止めずには居られない。
以下略 AAS



628Res/562.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice