329:名無しNIPPER[sage]
2018/03/04(日) 08:31:52.48 ID:JRkw071A0
おつおつ
先生も本当に災難だけど、ようやく一段落かw
330: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/03/04(日) 23:03:12.32 ID:KbjPGJCl0
(メメ^ω^)「………僕も、全容が把握できてるわけではないけど」
険しい顔つきになったムラカミさんの問いにそう前置きして、僕は見てきた光景を───気を失う直前までの記憶を辿りながら語っていく。
幾ら逞しく見えても一介の生徒、頭上の絶望的な状況を伝えるのは多少の抵抗があった。だが、どうやら彼女達に対してその憂慮は不要だったらしい。
331: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/04(日) 23:32:37.66 ID:KbjPGJCl0
更に言えば二人以外のこの場にいる船舶科生徒達も動揺や恐慌を殆ど露わにしていない。僕の話に多少の緊張は見せつつも、冷静にそれらを受け止めて互いに意見を交換し合っている。
(メメ;^ω^)「………」
感心を通り越して、少し不気味ですらある。
332: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/05(月) 00:06:34.31 ID:Ave6MMQi0
「今はまだ、場の流れに身を任せるしかない。嵐の中で波に逆らっても、船は沈んでしまうから。
………嵐の中を航海した経験なんかないけどね」
(メメ;゚ω゚)そ「どわぁっ!!?」
333: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/05(月) 00:42:54.77 ID:Ave6MMQi0
ふと、周囲から刺さる視線に気づく。主に船舶科生徒から送られてくるそれは、目の前の少女と僕に集中した。
ほぼ全員が、少女に対しては尊敬と畏怖の念を────序でにそのすぐ近くにいる僕に対しては、あからさまな敵意を込めている。保安官達も、どこかこの海賊少女に対して遠慮というか気を遣っているような様子が感じられる。
僕はそれらを以て明確に理解した。この少女こそ、ムラカミさんたちの精神的支柱なのだと。
334:名無しNIPPER[sage]
2018/03/05(月) 11:43:44.89 ID:HrccZLfA0
おつおつ
これまた強烈なw
335:名無しNIPPER[sage]
2018/03/05(月) 21:44:11.45 ID:9/Vr8Y6S0
乙乙
336:名無しNIPPER[sage]
2018/03/06(火) 20:20:53.34 ID:hvmTGovd0
時間はかかるくせに面白くならんね全然
337: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/06(火) 23:52:33.31 ID:8QyfBxg70
338: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2018/03/07(水) 08:10:52.12 ID:qRyBPv2k0
(;^Д^)「わ、私にも立場というものがございます!その依頼は受け入れかねます同志!」
《同志タカラギ、貴方はどウも勘違いヲしているようだ》
受話器の向こうから聞こえてくる、猫なで声という形容詞がぴったり当てはまる優しい口調。だが、声質の低さや不慣れな日本語故の独特のイントネーションも手伝い、そのゆったりとした物言いはかえって息苦しくなるような圧迫感を宝木に感じさせた。
339: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/03/07(水) 09:13:39.84 ID:dsmdGUciO
必死に、脳をフル回転させて宝木は反論の言葉を探す。このままでは、どう転ぼうとも破滅する道を歩かされると直感で理解していた。
(;^Д^)「……し、しかし……しかし同志劉志那………」
( `ハ´)《我知道了。貴様に許されている返事はこれだけアル、同志タカラギ》
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