133: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/18(木) 23:04:08.54 ID:pWIW7eUO0
人体は、案外脆い。脳という極めて重要な器官を守るためにとりわけ丈夫に発達したのが頭蓋骨だが、それだってやろうと思えば人間の力でも簡単に破壊できる。ついさっき、保安官の頭が潰されたように。
男が西住ちゃんに向かって鉄パイプを振り下ろしたとき、同じ光景が繰り広げられると思った。だから、私は咄嗟に眼を瞑ってしまった。
(────あれ?)
134:名無しNIPPER[sage]
2018/01/18(木) 23:11:28.66 ID:y4jvC6gb0
お、満喫行ってまで自演か。ご苦労!
135: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/18(木) 23:12:57.26 ID:pWIW7eUO0
「あの、ごめんなさい!!」
「わわっ!?」
「きゅうっ!?」
136: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/18(木) 23:38:43.08 ID:pWIW7eUO0
ただ、襲来した新手の“暴徒”は外人だけではなかった。
『ひぃああっ!!!」
「おらぁっ!』
137: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/19(金) 00:07:50.39 ID:QNL4JPRg0
「角谷先輩、宇津木さん、どちらか動けますか!?」
「ええと、ちょっと動けるようになってきた、かな?!」
「………あれ?私、なにがどうなってるの……?」
138:名無しNIPPER[sage]
2018/01/19(金) 00:42:32.04 ID:0F226JGJ0
そろそろ底辺社畜単発あらし君が沸く時間やな
そろそろ底辺社畜単発あらし君が沸く時間やな
そろそろ底辺社畜単発あらし君が沸く時間やな
そろそろ底辺社畜単発あらし君が沸く時間やな
そろそろ底辺社畜単発あらし君が沸く時間やな
139:名無しNIPPER[sage]
2018/01/19(金) 01:44:20.95 ID:tFEjihQA0
おつおつ
ヒロインが自分で切り開くのか…w
140:名無しNIPPER[sage]
2018/01/19(金) 13:04:07.16 ID:XTzI0O3n0
これが西住流…
141:名無しNIPPER[sage]
2018/01/19(金) 21:15:57.28 ID:rCTPONzg0
オツ
142: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/19(金) 23:01:19.05 ID:waLrkwuYO
ふと、ブーン先生の授業を思い出した。“戦車道史”の一回目で習った、日本戦車道の礎となった人物の逸話が脳裏に蘇る。
「……女性の身たりと雖も、百発百中の芸殆ど父兄に越ゆるなり。人挙て奇特を謂う。この合戦の日殊に兵略を施す」
口を突いて自然に出てくる、『吾妻鏡』の一節。目の前には、懸命に、鮮やかに、そして雄々しく、私達を守るために技を振るう西住ちゃんの後ろ姿。
143: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/19(金) 23:17:49.51 ID:waLrkwuYO
既に、西住ちゃんの周囲では優に10を越える“暴徒”が気を失った状態で転がっている。彼女の動きは洗練されていて、更に“暴徒”の殆どは武装しているにも関わらず踏み込みに微塵の躊躇も見せない。
結果、間合いを詰められて得物を思うように使えなくなった“暴徒”達は的確に急所を突く西住ちゃんの打撃であっという間に沈んでいく。
「はぁっ……はぁっ……!」
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