エンド・オブ・オオアライのようです
1- 20
137: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/19(金) 00:07:50.39 ID:QNL4JPRg0
「角谷先輩、宇津木さん、どちらか動けますか!?」

「ええと、ちょっと動けるようになってきた、かな?!」

「………あれ?私、なにがどうなってるの……?」

「でもまだ宇津木ちゃんはダメっぽいや!」

「では、申し訳ないですけど宇津木さんを連れてもう少し下がってくださ……いっ!」

「ぶぉっ……』

回し蹴りを顔面に浴びて、カッターナイフを振りかざして突進してきた男が薙ぎ倒される。

「優花里さんも先輩と一緒に退いて私の後ろに!向こうからも暴徒がドンドン来てる!」

「で、でも……」

「早く!!」

「ぎぁっ!?』

「ひぇっ!?わ、解りましたぁ!!」

西住ちゃんを置いて下がることを躊躇した秋山ちゃんも、直ぐ近くまで迫っていた暴徒が西住ちゃんの投げた鉄パイプで気絶する様を見て慌てて私と宇津木ちゃんの方へ駆けてくる。その間にも、まだ疎らながらそれでも着実に数を増やす“暴徒”を西住ちゃんは次々と地に沈めていった。

魔女っ子アニメのヒロインがプリントされたシャツを着た、でっぷりした体躯の男の人を掌底で顎に一撃加え眠らせる。

口元を×印が書かれたマスクで覆い竹刀を構えた、一昔前の不良みたいなファッションの船舶科生徒にボディーブローを打ち込む。

最初の外人より更にガタイがいいタンクトップを着た黒人の意識を、跳び蹴りで刈り取る。

明らかに、高校生の動きじゃない。さっきまでの光景がゾンビ映画なら、今度のこれはさながらジャッキー=チェンのカンフー映画だ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
628Res/562.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice