136: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/18(木) 23:38:43.08 ID:pWIW7eUO0
ただ、襲来した新手の“暴徒”は外人だけではなかった。
『ひぃああっ!!!」
「おらぁっ!』
更に二人が、武器を構え向かってくる。ガリッガリの………肉体改造する前の猫田ちゃんみたいな体格の男がプラスチックのバットを、そしてランニングウエアを身につけた筋肉質な女の人が鉄製のスコップをそれぞれ西住ちゃんめがけて振りかぶった。
「ふっ!」
「イッテぇ……!?』
『ギュッフ」
西住ちゃんも、動く。鋭い呼気と共に上段蹴りを繰り出してスコップの方の軌道を反らすと、そのまま男の方に踏み込んで肘打ちを腹に。男は、まるで潰れた蛙のような声を上げて沈黙する。
「てめぇ……わぶっ!?』
「やっ!」
体勢を立て直したところに蹴り上げられる土。視界を奪われたスコップ女の懐に跳び込み、西住ちゃんが可愛らしいかけ声とは裏腹にエッグい勢いで膝を入れる。
「ゴボォエエエエエ……』
スコップ女はビシャビシャと吐瀉物を撒き散らしなが地面に横たわり、しばらく痙攣した後動かなくなる。
………あれ死んでないよね?大丈夫だよね?
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