佐久間まゆ「まゆもやるくぼですけど!!」
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22: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:07:15.82 ID:owrWAVvd0
 
 森久保乃々ちゃん。
 
 十四歳の中学生。
 
以下略 AAS



23: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:10:09.28 ID:owrWAVvd0

 そういえばはじめて会ったとき、アイドルになりたいわけじゃない、なんてことを言ってましたっけ。
 
 それならどうして。

以下略 AAS



24: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:16:51.54 ID:owrWAVvd0
 🎀
 
 ワイワイと騒がしく大学生ぐらいの集団が通りすぎていった。
 斜め前にはベンチに腰掛けたカップルが仲睦まじくお話していたり、子連れの夫婦が楽しげにレストランの中に入っていったり。
 休日のショッピングモールはとにかく人が多い。
以下略 AAS



25: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:22:59.58 ID:owrWAVvd0
 

 それから人ごみにはぐれないようにしっかり手を握って、いろいろな店を見て回って二時間。
 インドア派らしい乃々ちゃんは少し疲れたようにベンチに座っていて、その両手は二つの袋をぎゅっと握っている。
 
以下略 AAS



26: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:24:55.07 ID:owrWAVvd0
>>25
最後の行。
結局最後まで選ぶことはなかった、の誤りです。申し訳ありません。


27: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:28:36.09 ID:owrWAVvd0

 もうひとつ。
 
 詩が好きだということ。
 本屋さんで詩集を真剣な顔で見つめていた乃々ちゃん。
以下略 AAS



28: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:33:45.66 ID:owrWAVvd0

 
 それらの出来事を頭のメモ帳にしっかり書き込んでいると、隣から視線を感じた。
 乃々ちゃんはまゆの左手首をじっと見ている。いえ、もっと正確にいうならば。

以下略 AAS



29: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:36:44.96 ID:owrWAVvd0
 


 あいくるしい人に会えたから永遠を。
 
以下略 AAS



30: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:38:21.63 ID:owrWAVvd0

「もりくぼには無理です……。ボーカルレッスンでさえだめだめなのに、一曲まるまる歌うなんて……」

「今日はレッスンじゃなくて遊びに来てるんですから、気にせず歌いましょう」

以下略 AAS



31: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:41:53.81 ID:owrWAVvd0

「ありがとうございます、乃々ちゃん」

「でもぜんぜん期待しないでください。もりくぼなんて……音痴で運痴でだめだめで……。まゆさんみたいになんでもできるわけじゃありませんから……」
 
以下略 AAS



32: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/29(金) 13:44:54.84 ID:owrWAVvd0

 どれくらい待ったかわからない。

「ほんとは怖くて、逃げだしたくて……いっぱいいっぱいなんですけど……」
 
以下略 AAS



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