125: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/02/10(土) 00:12:32.29 ID:ZvbAjQSX0
石突きで鳩尾を素早く打てば、大半の人間は行動不能になる。
腹を抱えてうずくまり、げえげえと胃の内容物を吐き出すのだ。
そして、吐いたものが糞尿と混じり合い、臭いも光景も悲惨なものとなる。
殺到する敵を、便所掃除はひたすら石突きで打ちまくっていた。
126:名無しNIPPER[sage]
2018/02/10(土) 01:35:21.22 ID:J4ZzLJeDO
乙
127:名無しNIPPER[sage]
2018/02/10(土) 08:43:14.56 ID:CgDb3lDQo
もういいよ^^;
128: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/02/10(土) 20:03:30.18 ID:ZvbAjQSX0
便所掃除「農夫、牛を貸せ!」
農夫「はわわわ、オラのベコに何するんだべか」
農夫を押しのけ、牛の背にまたがった。
129:名無しNIPPER[sage]
2018/02/11(日) 15:08:55.40 ID:wAP+SaMDO
乙
130: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/02/12(月) 21:28:57.83 ID:pfprEqcP0
勇者「便所掃除、指揮する時は気を付けてくれ」
聖剣を携えた勇者が、隣に立った。
勇者「生き残った兵、特に貴族兵に言えることだけど。彼らは初めての実戦に興奮してる。周りが見えていない。追撃の際も、なりふり構わず突撃するだろう」
131: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/02/16(金) 00:01:45.24 ID:8+YFbR/R0
目を閉じる。
脳裏に食堂の光景が蘇った。
美味しい料理、愉快な客達、しっかりした料理長。
初めてできた、自分の居場所。
132: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/02/16(金) 00:38:26.12 ID:8+YFbR/R0
便所掃除「力に自信のない奴は、二人一組か三人一組になって応戦しろ! 槍は突く物じゃない、叩く物だ!」
四方から突き出される槍の穂をかわし、一気に薙ぎ払う。
骨が折れる、鈍い感触。はっきり手に伝わった。
敵をなぎ倒しては指示を出し、なぎ倒しては再び指示を出す。
133: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/02/16(金) 00:47:19.33 ID:8+YFbR/R0
勇者「やったな、便所掃除!」
死屍累々。
積み上げた死体の山に、便所掃除は一人で座っていた。
死力を尽くした。勇者も、貴族達も、皆が一丸となって死力を尽くした。
134: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/02/16(金) 01:10:02.28 ID:8+YFbR/R0
数日後、食堂の前にて。
便所掃除「よし、始めるとするか」
どんな仕事にも、学ぶことはある。
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