ヒロインの最期
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:37:13.50 ID:dPfg/dp20

「私達、確かに平和を守り抜いたのよね……」

「ああ……」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:39:01.38 ID:dPfg/dp20

「一番平和に馴染めなかった貴方が、最後まで残るなんてね……」

「ああ……」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:40:26.28 ID:dPfg/dp20

「その顔、懐かしいわ。困っている癖に、仲間に相談もしなかった貴方の顔。
見飽きるくらい見てきた顔……馬鹿な人。
私が居なければ、今頃どうなっていたのかしらね?」

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:41:44.44 ID:dPfg/dp20

「ふぅ……今日まで、大変だったわ。わかるかしら?私がどれだけ――」

「ああ……」

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:43:01.59 ID:dPfg/dp20

「――何?言っておきますけど……貴方は私が居なければ、
ボンクラ勇者として歴史から名前が消えたっておかしくなかったわ。

ただでさえ勇者なんて呼ばれるほど大層な人でもないのに、
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:43:54.10 ID:dPfg/dp20

『アンタにそんなことは出来ないし、やった所で平和を知らない貴方が何を統治するの?』

僕なら出来る。いや、やらないとダメだったんじゃないか?
本当は、それが僕の戦ってきた責務を果たすことだったのでは――
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:46:09.92 ID:dPfg/dp20

「――わかったでしょう?
ああ、嫌だ。どれだけ言っても言う事を聞かないことだってあったし、
何度もムスッと反発しては無言になるばかり……苦労したわ、本当に!」

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:47:11.27 ID:dPfg/dp20

「貴方が親だなんて、子供が可哀想と思ったこともあったわ。
……頑張っていたのは認めますけど、私がどれだけ心配だったか……」

「ああ……」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:48:23.25 ID:dPfg/dp20

だとしたら、それは間違いだろう。
未来を決めるのは僕達だけじゃない。未来に生きる人々の意思だった。

もしも、世界の未来をあの時閉ざしてしまったら。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:51:37.30 ID:dPfg/dp20

戦うしかなかった僕と、戦うことで生きる平和を選ばなかった僕の子供。
誰かと誰かの手を取り、繋ぎ、想いを乗せて光を灯す。
……僕にとっては輝くほど眩しい夢を、追いかけていた。

以下略 AAS



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