ヒロインの最期
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10:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:43:01.59 ID:dPfg/dp20

「――何?言っておきますけど……貴方は私が居なければ、
ボンクラ勇者として歴史から名前が消えたっておかしくなかったわ。

ただでさえ勇者なんて呼ばれるほど大層な人でもないのに、
周りに煽てられるだけ煽てられて、それはもうダメな奴になっていたでしょうね」

「ああ……」


――そんなこと、あるわけない……とは言い切れない。
最初こそ僕は勇者になったと、やりきった時の気持ちは計り知れないものがあった。
今では伝説として語られるぐらいの偉業を成したのだから。

どんな道だってあった。あるいは、自分だけの国を創ったって良かったのだ。
平和な世界に、世界を救った王として……統治する側になろうとも。

そうさ、勇者の治める世界……やろうと思えば出来た。それだけの「力」はあった。


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