4: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 00:57:36.01 ID:4TBLGcT+0
○
「さっき、滑ったよね」
やっぱり突っ込まれるかー、と笑いものにされることを覚悟して「あー、うん」と返す。
5: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 00:58:22.48 ID:4TBLGcT+0
◆
なんてわけで、高校一年のときの球技大会の思い出は、大会本番よりも、そんなある日の練習の思い出が一番強く残っている。
6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 00:59:22.37 ID:4TBLGcT+0
■ ステップバイステップ
7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 00:59:59.16 ID:4TBLGcT+0
○
担当のプロデューサーにレッスンスタジオまで送ってもらって、その案内を受ける。
8: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:02:10.52 ID:4TBLGcT+0
○
廊下を進むほどに、シューズと床の摩擦によって生じる音が大きく聞こえる。
9: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:02:50.20 ID:4TBLGcT+0
○
「びっくり、しましたよね」
10: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:03:46.40 ID:4TBLGcT+0
○
駅までで大丈夫だと言ったんだけれど、結局押しに負ける形で家まで送ってもらって、あたしは帰宅を果たす。
体は動かしていないはずなのに、リビングの方へ「ただいま」を投げた途端に、どっと疲れが押し寄せた。
11: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:04:14.59 ID:4TBLGcT+0
○
「なんつーか、その、ありがと。高かっただろ。これ」
12: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:05:44.39 ID:4TBLGcT+0
○
自室に戻って、箱からシューズを取り出して靴ひもを通していく。
13: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:06:17.48 ID:4TBLGcT+0
◆
あたしがダンスシューズを手に入れて何日かしたあと、いよいよレッスン漬けの日々が幕を開けた。
14: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/11/16(木) 01:06:43.83 ID:4TBLGcT+0
○
終鈴と共に学校を飛び出して、レッスンスタジオへと向かう。
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