4:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:16:48.61 ID:wevA400bO
「骨は折れてないみたいだし、しばらく安静にしてればちゃんと治るよ」
「本当ですか?良かったぁ…」
「良かったね、黒猫さん」
5:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:19:45.16 ID:wevA400bO
黒猫さんは怪我が治るまで、事務所で療養できるようになりました。プロデューサーさんが色々なところに掛け合ってくれたみたいです。
福利厚生?人格形成?がなんとかって言いくるめたんだって。
「ネコちゃんはどこにゃ!」
6:名無しNIPPER[sage]
2017/11/11(土) 00:20:09.07 ID:lqKwB+fIo
突然出てきた動物を自然に退場させる王道の手だな
「里親探し」「もともとの飼い主が来る」「寿命」
7:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:22:14.89 ID:wevA400bO
「はあ…ごめんなさい…」
「美穂ちゃん、気にしないで」
「そうそう。しっかり切り替えて今日の経験を次に活かそう」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:24:48.94 ID:wevA400bO
お仕事帰りに藍子ちゃんと事務所に寄ると、今日も黒猫さんはみんなに可愛がられていました。
「黒猫さんかわいいですね」
「はい!人懐っこいし、ふかふかだし…!」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:27:45.04 ID:wevA400bO
「帰って…来ないですね…」
「うん…」
黒猫さんが突然姿を見せなくなってから、もう一週間が経ちました。猫は自分の最後を悟ると姿を消す。そんなホントかウソかわからない知識が頭をぐるぐると回ります。
10:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:30:10.75 ID:wevA400bO
プロデューサーさんに相談したら、私と同じ気持ちを抱えているようでした。
だから最近は忙しい中、できる限り藍子ちゃんに付いてくれています。
私も何か…何か藍子ちゃんのためにしてあげたい。私が落ち込んだ時に立ち直れたのは藍子ちゃんと黒猫さんの優しさがあったからなんです。
11:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:32:13.41 ID:wevA400bO
「で、できたぁ…!」
「美穂ちゃん、おめでとうございます!」
「穂乃香ちゃん、本当にありがとう!」
12:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:34:12.50 ID:wevA400bO
ハロウィンの朝は気持ち良い晴れ空でした。黒猫さんと出会った時の空のようです。
プロデューサーさんにお願いして、本番前に私と藍子ちゃん、2人でゆっくりする時間を作ってもらいました。
「おはよう、美穂ちゃん」
13:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:36:14.86 ID:wevA400bO
「ユニットお披露目の大成功を祝してー」
「「「かんぱーい!」」」
今日のお披露目イベントは久しぶりにとっても楽しいお仕事になりました。落ち込んでた分を取り返せるようにもっとがんばります!
14:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:38:24.76 ID:wevA400bO
「お会計してくるから先に車に乗っといてー」
「「はい、ごちそうさまでした」」
2人で車に向かいながら楽しかったねーと話していると藍子ちゃんが改まって言いました。
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