67:名無しNIPPER[sage]
2017/11/09(木) 20:43:29.54 ID:D3uhvC1jo
なんとなくありすはあんま胸育たなそう
68: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/09(木) 20:44:44.97 ID:/E20kLoAo
俺が育てる。
69:名無しNIPPER[sage]
2017/11/09(木) 21:16:58.77 ID:ctg/R84wo
通報した
70:名無しNIPPER[sage]
2017/11/09(木) 21:39:45.19 ID:soUkKMMzO
通報した
71: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:02:29.31 ID:/aq2I7elo
――――
ありすは激怒した。
それは合唱のパート練習の最中に起きた。
72: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:03:10.56 ID:/aq2I7elo
「よくわからないけど、急に、橘さんが……」
生徒たちの話は要領を得ず、気まずい雰囲気だけが何かの間違いのように続く。
すこしして帰ってきたありすに声をかけると、彼女は「トイレに」と、それだけ言った。
とにかくその日は、早々にパート練習を切り上げたけれど、大方、予想はついていた。
73: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:04:03.20 ID:/aq2I7elo
生徒たちは合唱の練習中も、ありすに話しかけては、何やら囁き合ってばかり。
はしゃぐ気持ちを抑えられないところは、やはり子供だな、と思うけれど、無理もない。
生徒にとって、彼女はもう、クラスメイトの橘ありすである以上に、アイドルの橘ありすだった。
74: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:06:10.59 ID:/aq2I7elo
「もしも、私の名前がありすじゃなかったら、こうはならなかったのに」
あるとき、ありすはうんざりした様子で、ため息をついた。
「そうしたら、クラスメイトに見つからなかったし、こんな変な風にならなかった」
75: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:07:38.46 ID:/aq2I7elo
ありすは目に涙を溜め、吐き捨てるように続けた。
「それなんです、みんなそうです。プロデューサーの方も、言うんです。
珍しい名前の子がいて気になったって。
……そればっかり。誰も私をちゃんと見てくれない。
76: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:08:59.10 ID:/aq2I7elo
――――
珍しく、ありすは遅刻した。
朝礼の時刻にも間に合わず、一時間目が始まる直前にようやく教室へやってきた。
97Res/51.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20