73: ◆xJHI1D1Uro[saga sage]
2017/11/10(金) 17:04:03.20 ID:/aq2I7elo
生徒たちは合唱の練習中も、ありすに話しかけては、何やら囁き合ってばかり。
はしゃぐ気持ちを抑えられないところは、やはり子供だな、と思うけれど、無理もない。
生徒にとって、彼女はもう、クラスメイトの橘ありすである以上に、アイドルの橘ありすだった。
「パートリーダー、……辞退したほうが、いいでしょうか」
「それより、どうすれば、みんなをまとめられるか、先生と一緒に考えよう」
ありすをなだめすかして、二人であれこれ方策を考えた。
実際、私たちは頑張ったのだ。
話しかけられてもできるだけ相手にしないとか、私から注意をしてみたり、パート練習の間隔を短くしてみたり……。
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